ロードバイクを自分でメンテナンスする時に、専用工具が結構必要だということを知ります。
セルフメンテを始めようとすると、「こんな工具が必要なんだ。」「色々な種類の工具がある。」と驚きませんか?
自転車工具メーカーは?
持っておくと良い工具は?
工具セットはお買い得か?
など、自転車工具の色々について調べてみました。
どんなメーカがあるの?
精度、耐久性を求めるのであれば、「PRO」か「PARK TOOL」を選べば間違いないと思います。
プロツール品質なので価格的にも高くなります。
一方、「トピーク」「GORIX」「BIKE HAND」「PWT」は、ホビーツールと考えておくといいと思います。
最低限の機能を果たしてくれれば、手頃な値段がいい、という人に向いていると思います。
因みに、私が持っている専用工具は、トピーク以外の3ホビーツールメーカーばかりです。
一応、PRO、ParkToolも持っています。
【プロツール】
PRO (シマノ)
言わずと知れた、シマノのアクセサリブランドです。
ハンドル、ステム、サドル等の車体パーツからサドルバックや空気入れ等の周辺パーツ、タイヤレバー等の自転車用工具を取り扱っています。
Park Tool (ホーザン)
ホーザンは日本の企業で、ニッパーやプライヤーの汎用工具から、ストリッパー、圧着プライヤーの電気工具等、業務用工具の企画・設計・開発・販売しています。
自転車工具についても自社製造しています。
Park Toolは、アメリカの自転車工具メーカーで、ホーザンは国内の正規代理店です。
【ホビーツール】
トピーク (マルイ)
工具だけでなく、ポンプ、ライト等多くの周辺パーツから、サドル、ボトルケージ等の車体パーツを取り扱っています。
統一されたデザイン、洗練されたデザインが特徴的です。
台湾メーカです。マルイはトピーク製品の輸入総代理店です。
BIKE HAND
台湾の自転車専用の工具ブランドです。
しっかりと使用することができるのにお買い得になっています。
PWT
台湾の製造メーカーと直接取引を行うことでコストを抑えることを実現させています。
また、有名メーカーにも引けを取らない品質を実現していると謳っています。
GORIX
大阪発の面白・アイデア商品を取り扱っています。自転車関連は、サドル、タイヤ、各種バックから工具等を取り扱っており、商品ラインナップは多岐にわたります。
サイトを見ているとワクワクします。
ポーチやカバーなどで、工具は持っていません
メンテナンスする箇所で必要な工具
どんな時にどんな工具が必要なのかについて書いておきたいと思います。
価格的に買い求めやすいのでBIKE HANDを中心に載せています。
汎用工具を上げておきます。ネットで購入しても良いですし、ホームセンターやツールショップでも良いものが安く手に入れることができます。
持っておくと良い汎用工具
六角レンチ(アーレンキー)
ノギス
タイヤを外す (パンク修理)
【タイヤレバー】
クリンチャータイヤで使用します。パンクしたときに、インナーチューブを交換するか穴を塞ぐ方法で修理をします。この時、ホイールからタイヤを外す為にレバーを使用します。聞いたことのあるメーカーの物であれば、どれを選んでも問題は無いと思います。慣れです。メーカーは、パナレーサー、TONE、シュワルベ、PROなどが、挙げられます。
ミッシングリンクを外す (チェーンを外す)
【ミッシングリンクプライヤ】
ミッシングリンクを使ったチェーンを外して、チェーンを交換・清掃したい時に使用します。
通常のペンチやプライヤーでもできますが、専用プライヤーを使用すると簡単に作業できます。個人的には一番よく使用しています。
BIKE HANDを持っているのですが、ミッシングリンクをセットする時に使用できないことがあったので、PARK TOOLを載せておきます。
BIKE HANDだと1,500円もあれば購入できます。
新品のチェーンに交換する
【チェーンカッター】
チェーンを交換する時に必要です。
新品のチェーンは長めに売られています。交換する時に、適切な長さに合わせる必要があります。
シマノの物を使用していますのでそれを載せておきます。
PWTだと1,500~1,600円で購入できます。
クランクを外す・BBを外す
【クランク取付け工具】
クランクを外す時に必要です。チェーンとクランクを外して掃除したい時、BBを交換する時に使用します。
クランクを外すだけなら、黒い小さいクランク取付け工具だけあれば外せます。BBのレンチはBBの種類によって工具が変わりますので、確認して購入する必要があります。
ペダルを交換する
【ペダルレンチ】
ペダル交換の時に必要です。特にフラットペダルはこの工具があった方がいいです。
六角レンチでも外せるペダルもあるので、「あった方がいい」としました。ただ、私の場合は、堅くて六角レンチでは外すことができず、買った店舗に持って行ってペダルレンチで外してもらいました。
ペダルレンチの方が、しっかりと力を入れることができるので、確実に外すことができます。
確か、サイズが#15で、#15は一般のスパナセットには用意されていなかったと思います。更に、汎用スパナ、モンキーレンチは厚みがあって使用できません。
SPD-SLペダルは六角レンチのみになっています。ペダルレンチは使えません。
リアのスプロケット(カセット)を外す
【フリーホイールリムーバー】
リアスプロケットを外す時に必要です。スプロケットを外して掃除した時に使用します。新しいホイールを購入して、カセットを入れ替える時に使用します。
ロックリング(専用ナット)はメーカによって変わりますので注意してください。
ワイヤを交換する (アウタチューブ)
【ワイヤカッター】
シフトワイヤ、ブレーキワイヤを交換する時に必要です。
ワイヤを切るだけなら通常のニッパーやペンチでも問題なく切れます。
アウタチューブ(アウタケーシング)を交換する時は、カット後に円錐形状のもので成型しなおす必要があります。
カットから成型まで一連の作業をひとつの工具で賄うことができます。
私は、ストレートと言うメーカの物を使用しています。GORIXの物を載せておきます。
締付けトルクを管理する
トルクレンチ
カーボンパーツなどを使用するときは、指定トルクで締める必要があります。締めすぎると、カーボンパーツを破損させてしまう可能性があります。
指定の締付けトルクで締めるには、トルクレンチを使用します。
工具セットはお買得?
一通りメンテナンスをやってみたいと考えている方には、工具セットがお買い得です。
私の場合は、メンテナンスの内容に応じて、その都度、必要な工具を購入して来ました。今となってみれば、工具セットを購入した方が安く済ますことができていたと感じています。
メンテナンスの頻度は低いので、金額を考えて、殆どBIKE HAND、PWTで揃えています。
GORIXは工具ではなく、ポーチや自転車カバー等でお世話になっています。
但し、購入したロードバイクによっては不要な工具が入っていたり、逆に必要な工具がなかったりすることがありますので、付属内容をよく確認する必要があります。
特に、ボトムブラケット周りは、ベアリング圧入式とホローテックⅡとで必要な工具が変わってきます。
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