サイクルリストが地域にお金を落とすとき(サイクリストはケチ?)

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サイクリストはケチ ロードバイク
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SNSのタイムラインに、
「サイクルイベントをやっても、地域にお金が落ちないので自治体が開催を中止、または、中止を検討中。」
という内容が流れてきました。

そう言われて自身の行動を振り返ってみると、地域にお金を落としたり落とさなかったりとまちまちです。トレーニングと言うと大袈裟ですが、体力維持・向上の為のライドだと、コンビニ利用が主になっています。どうしたら自治体が満足するようなお金を落とすようになるのか考えてみました。

面白い内容なので、私自身の行動を見直す意味も込めてまとめてみました。

取り敢えず、イベント非イベントとで分けて考えてみました。イベントについては、イベント内容について、非イベントについては、サイクリストの生態に注目してまとめてみました。

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イベント

会議

なぜサイクリストを誘致したのか

そもそもなぜ、サイクリストを誘致しようと思ったのでしょうか?マラソン大会を開催してランナーを誘致しなかったのでしょうか?もっと言えば、一般的な旅行客を誘致しないのでしょうか?

原点に立ち返って、今一度考えてみてはいかがでしょうか?

  • 舗装路があればどこでも誘致できる
  • マラソンと比べて封鎖時間が短い
  • 競わないイベントなら最悪封鎖しないでもイベントが開催できる
  • イベント会社に提案されて魅力的だった

敢えて、安易な要素を上げてみました。

何度か開催してみたが思ったほどの(経済的な)効果を得ることができなかった為に中止を決定、検討しているということの様です。

マナーの悪い人を排除したいという理由であれば、中止する選択は仕方がないと考えます。但しそれは、サイクリストであってもランナーであっても一般旅行客であっても、迷惑をかける人は一定数いると思います。


まずは収支内容を理解する為に、どんな項目があるかを理解する必要があります。素人考えですがピックアップしてみました。

収入

財布

まずは、入って来る側から、この収入の部で開催自治体が満足するような金額が得られるのが一番ですが、多くのイベントは収支だけで考えると赤字になると思います。

参加者の支出

参加者は、イベントに参加する為に以下の項目についてお金を払っています。開催自治体に直接入るものではありませんが、以下の全てのお金は「イベントに費やしているというのが、参加者側の感覚です。

参加費

参加者は必ず払います。価格=イベントの価値です。コロナ禍による中止の反動や物価上昇により参加料は上がっています。

参加者の財布に変化はない(年間のイベント支出量は変わらない)とすると、「どのイベントに参加するか」という取捨選択が発生しています。

まずは、規模に対してのベストな参加人数を把握し、実際の参加人数が収益分岐的にあっているのか計算する必要があると思います。

宿泊交通費

参加費以外で、次に大きいと思われる支出は宿泊です。参加者を宿泊させるには、スタート時間が重要で、大体が6時から8時スタートです。当日の混乱を避ける目的で前日受付け、手荷物の前日預かりを採用することが、宿泊機会にもなります。

イベント開催地と参加者居住地の距離が、宿泊するかどうかを判断基準になります。魅力あるイベントを開催して、遠くの人をどれだけ呼べるかが重要になります。

飲食費

イベント前は、食事をコントロールしますのであまり期待できません。イベント後は、コントロールすることはありませんが、走って疲れているので、消化の良いもの、胃に優しいものを好みます。また、できるだけ早く移動開始して渋滞を回避し家で休みたいと考えるひとが一定数います。

車移動であれば、アルコールも期待できません。公共交通機関で移動する人たちも、電車や飛行機に乗ってから飲む人が多いかも知れません。

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Red Bull

スポーツ関連企業や地域企業からの協賛金が当てはまります。地域にお金を落とすという考えで書いていますので「地域企業からの協賛金」は、ただ再分配していることになってしまいます。

協力金

該当するものがあればですが、都道府県や市町村の振興金・補助金などが当てはまります。

支出

出ていく側について考えてみます。全く関わったことが無いので、完全に想像、妄想です。いかに支出を抑えられるかが成功の鍵です。

委託業者(イベント運営会社)

コース設定を考えたり、会場を抑えたり、ゼッケンなどのイベントで使う参加者向けアイテムの準備から関係各所への申請まで、イベントひととおりを管理していると想像します。完全に任せるのではなく、地元業者と上手く連携させるように介入する必要があると考えます。お代を払っているのは、参加者であり、取りまとめているのは自治体で、受け取るのはイベント運営会社です。

開催場所

開催場所によっては、有料施設の利用料だったり、有料道路を閉鎖して利用する場合などは休業補償(結局利用料)がありそうです。

地域に落ちるようにするには

考える人

まずは収支や参加者情報を把握

黒字であることが一番良いですが、継続するかどうか悩んでいるということは厳しい状況にあると思います。私が想像するに、黒字を達成できているイベントは、富士ヒルツール・ド・東北のように定員を超える応募がある大型イベントくらいだと思われます。それ以外のイベントは、ギリギリ黒字もしくは少しだけ赤字というラインだと推測します。大きく赤字になってしまっている場合は、継続性に問題があるので、イベントの開催自体を見直すという話は仕方ないと思います。

大型イベントは、参加者が全国から集まります。一方、中・小規模イベントだと、近隣県の人たちまたは、地元民が多く参加していることが予想されます。そのような場合は、地域貢献・サービスのひとつとしてある程度の赤字は容認するというのも考えのひとつです。

イベント参加型の人は祭り好き

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イベントに参加している人の多くは、お祭り好きだと思います。いかに祭り感を出せるか、良いホスピタリティ(おもてなし)によってイベントに対して「良いイベントだった」「次も参加したい」と思わせるかが大切だと思います。高い満足度がさらなる消費行動を誘引させます。

規模が大きければ大きい程、各地から人が集まります。今は、SNSの効果も考えなければいけません。人が人を呼びます。

お土産

ロードバイクに乗っている時は、極力荷物を増やしたくないです。現地では買わずに、高速道路のサービスエリアや道の駅、電車の駅や空港でお土産を買っている可能性があります。

別送

発送サービスなどが明確になっていれば、現地でお金を払うだけで、荷物が増えないので買う人がいるかもしれません。その場で商品確保から発送まで、しっかり処理することが重要です。納品が遅れる場合は、納期を明確に知らせその納期を守らなければなりません。(SNSで拡散されて評判が落ちてしまいます。)

サイズ感

バックポケットに入るサイズかつ向きを変えても振動を与えても問題がないものであれば、購入するかもしれません。

場所

帰る準備が終わる駐車場、電車・バスの近くで販売するというのも、ひとつの方法になるかと思います。

別にイベントで走らなくても

極論、イベントで走らなくても別日にマイペースで走った方が良いと考える人も一定数います。「自動車専用道路を走れる。」「一部道路やコースを貸し切る。」などイベントでなければ経験できないというプレミアム感の提供して下さい。

難しい場合は、非イベントに書いた内容で対応することになります。

参加者は比較している

参加している人の多くは、他のイベントにも参加している可能性が高く、無意識に比較しています。全ての要望に応える必要はないと思いますが、絶対に対処しなければならない意見もあるかと思います。イベントの質をできる限り毎回アップデートさせる必要がありす。

感想はネガティブ意見が濃く感じるもの

参加者の多数は「サイレントマジョリティー」です。出てきた意見は真摯に対応しなければなりません。

アンケートは、ネガティブな意見が多く出てくると思います。ネガティブな意見を出してくれるということは、指摘した点が改善されれば、次も参加してくれる可能性があります。

ボランティア

継続的にイベントを行うには、ボランティアの存在は重要です。ボランティアとアルバイトの区別など非常に繊細だと思います。地域貢献として太鼓奏者グループや中高の吹奏楽団などの披露の場として提供しているイベントも見かけます。ボランティアにも色々な形があると思います。どれだけ地域を巻き込めるかという点がイベントの存在意義にもなります。

開催日

人気イベントとバッティングすると、参加者数は確保しづらくなります。できれば、前後も避けたいところです。

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非イベント

難しいことですが、サイクリストの生態を理解して、お金を使おうと思ったタイミングに欲しいものを提供すれば、お金を落とす確率がアップします。

但し、サイクリスト人口はそれほど多くないので、サイクリストだけを相手に運営してはうまく行きません。

サイクリストの生態

サイクリスト

コースまでの移動手段

現地に行く方法は、下記の3つになります。

輪行(公共交通機関)

電車や飛行機、バスなどを使って現地の近くまで行きます。輪行袋や着替えなどの荷物があるので、ロッカーなどがあると助かると思います。更に、贅沢なことを言うと入浴施設があると、サイクリングで掻いた汗を洗い流せるような日帰り温泉などがあると最高です。

車載

自動車に積んで、現地の近くまでに行きます。駐車場があると助かります。もう少し要望できるなら、路面は舗装されていて、お手洗いがあると、使い勝手が非常に良いです。

自走

自宅から現場までを、自転車で移動します。全行程自走というひともいれば、どちらか片方だけ自走という人もいます。

一度に走る距離

人それぞれです。1日で10~300km走ります。私感ですが、多いのは100km前後です。

休憩するタイミング

一般的に、1時間に1回休憩すると良いと言われています。平均速度がそのまま移動距離になります。これまた私感ですが、平均速度は15~40km/hです。

休憩の目的

休憩の目的は、
 お手洗い
 給水・補給
 体を回復させる
です。

コンビニの有能性

サイクリストの事など殆ど考えていないと思いますが、戦略を持ってそこに存在しているので、とても利用しやすいです。更に言うと、立地が良くなければ利用されない業界なので、常に淘汰が行われ続けています。

何を言いたいかというと、コンビニの数が多いこともありますが、「休憩したい。」「補給したい。」という「今○○したい。」という時に、ちょうどそこにあります。

普通に掻いた汗であれば利用できます。クリートも問題ないです。

サイクリストが、コンビニを利用するに十分な理由がそこにあります。

何にお金を掛けているか

サイクリストは、
 自転車本体に
 サイクルウェアに
 食事(補給食・プロテイン等)
にお金を掛けています。

好き

子供の笑顔

サイクリストは、映えスポットが好きです。映えスポットまでサイクリングして、ロードバイクを入れてInstagramなどに投稿するのが好きです。

サイクリストは、信号の少ない道が好きです。
つまり、自然豊かな場所(田舎)が好きです。(虫は・・・。)

サイクリストは、パンやパスタ、そばやうどんなどが好きな人が多いです。羊羹などの和菓子も人気です。

サイクリストは、コーヒ、コーラ、エナジードリンクが好きな人が多いです。

サイクリストは、追い風、エアロ効果抜群が好きです。

嫌い

睡眠中のサル

サイクリストは、信号が嫌いです。

サイクリストは、荒れた路面、路面上の砂、段差、グレーチング、濡れたマンホールが嫌いです。

サイクリストは、重量が嫌いです。ライド中は極力、余計な物を持ちたくありません。

サイクリストは、脂っこい、胃もたれする食べ物が嫌いな人が多いです。(ライド中限定)

サイクリストは、向かい風、空気抵抗が嫌いです。

適度に困難

コースは適度に困難なのが良いです。「少し頑張れば」「少しトレーニングすれば」クリアできる丁度よさが重要です。達成感を提供しましょう。厳しすぎると、訪れる人が限られてしまいます。

サイクリングの目的

ポタリングは、食事や観光スポットに行く移動手段としてのサイクリングになります。コースを走破、トレーニングは、自転車に乗ること自体が目的です。

ポタリング

飲食店などを目的地にして、無理のない範囲でライドします。ライドも含めて、飲食、フォトスポットなど全てのことが目的です。

コースを走破

設定されたコースを、(時間を設定して)完走するライドです。完走する為にはどうするかという観点で、休憩や補給などを行います。

トレーニング

レースやイベントに向けて能力アップを目的にしたライドです。コース走破と同様、能力アップする為にはどうしたら良いか。が、ポイントになります。トレーニング内容、食事など、多くの事にこだわりがあります。

地域ができること

建物

サイクリストは我儘です。(今は考えるときなので全員我儘として話を進めていきます。)

満足度が高ければ、その対価としてお土産などを買う可能性があります。

スタート・ゴール/休憩地点の設定

コースを環境整備することで、極力サイクリストを提供したコースにサイクリストを誘導しましょう。バラバラ、チリジリになっているサイクリストを集約しましょう。

スタート、ゴール、休憩地点の設定は、今ある拠点を利用すると良いです。絶対数を考えると、サイクリストだけで経営・運営を成立させるのは難しいと考えます。これらの地点にお手洗いがあるのが理想です。

サイクルラックの提供

ロードバイクは止めるとき、サイクルラックに掛けるか、柵や壁などに立てかけて置きます。

サイクルラックが置いてある所は、サイクリストを歓迎または許容してくれていると判断し、利用する可能性が高まります。

休憩している所(店内など)から、サイクルラックが見えると最高です。かなり稀ですが、店舗内における飲食店などもあります。近くに置いておける、ウッドデッキもありです。

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結論

サイクリストはケチなのではなく、「純粋にサイクリングを楽しみたい!」地域のホスピタリティに満足いけばお金は落とすはず。そのお金をしっかりと地元に落とすような構造・仕組みの構築・画策をしましょう。

お粗末様でした。

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