山崎豊子 「不毛地帯」「華麗なる一族」

雑記

元新聞記者の山崎豊子さん。記者時代に培った「取材力」で「仕事・男・性」「光と闇」を書かせたら一級です。2作品とも、社会的成功者の光と闇についてのドラマです。作者本人は否定していますが、ベースとなる実在の会社、人物が存在します。それを知りながら読み進めても面白いです。

経済小説・ビジネスドラマが好きな人には、どちらの作品もおすすめです。

山崎豊子作品は、読破したいと考えています。が、なんせ長編が多いのでなかなか手を出せません。

不毛地帯

元陸軍中佐(大本営参謀)壱岐正がその戦略的頭脳を買われ、ある商社の社長からスカウトされます。様々な問題を、知恵と計略、知略と人脈を持ってライバル達に立ち向かいます。ライバル会社との、知略と知略、戦略と戦略が、読んでいて爽快です。

シベリア抑留を経験し、多くの友をシベリアの地に残して帰ってきています。敗戦軍人として抑留経験者としての使命を常に考えています。壱岐正は、男の最終決断を下します。

是非お勧めです。

華麗なる一族

ひとつの地方財閥の話。神戸で栄華を極めた一族の話。世間の誰もが羨む一族。そんな一族の光と闇を暴いていきます。また、人と人との嫉妬が、巧みに、複雑に、描かれています。

家族でありながら、各々が経営者という複雑さ。財閥ということで全企業が利益を出さなければならないというジレンマに悩み苦しむ男。地位と名誉、富と財を得た一族の、偏った愛情。偏った性を赤裸々に描いています。

木村拓哉さん主演のテレビドラマもいいですが、小説がいいです。最後が全く違います。

小説をお勧めします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました