ロードバイクに付けるセンサの通信規格は「ANT+」と言うタイプが採用されていることがほとんどです。
ロードバイクに付けた速度センサや体に付けた心拍計をサイクルコンピュータと連携させて、ロードバイクや身体のサイコン上に数値情報として可視化しています。
サイコンを使っていると、スマートフォンでもできるのでは?と、一度くらいは考えた人もいると思います。
このとき、問題になるのは、ほとんどのスマートフォン本体にANT+通信機能が備わっていないことです。
2021年に発売された「京セラ TORQUE」というモデルがANT+通信機能を内蔵しています。
京セラ TORQUE 5G KYG01

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簡単な仕様
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約75×167×14.8mm (最厚部20.3mm) |
重量 | 約248g |
バッテリー容量 | 4,000mAh |
充電時間 | 約190分 |
OS | Android™ 11 |
耐衝撃 | MIL-STD-810H Method 516.8 :Shock-Procedure IV |
防水/防塵 | IPX5/IPX8/IP6X |
外部接続 | Wi-Fi® (IEEE802.11a/b/g/n/ac) Bluetooth® (Ver.5.2) 外部デバイス (USB Type-C™接続端子) その他 (ANT+™) |
- とにかくタフ(耐振動、耐衝撃、耐荷重)
- 耐水性に優れている(耐海水、耐氷結、温水シャワー)
- 泡ソープ洗浄可能
- バッテリパック方式
詳細はメーカーサイトを確認ください。
便利機能
ダイレクトボタン

ユーザ設定ができるハードボタンが用意されていて、ライトを点灯させたり、希望のアプリを起動させたりできます。
電池パック

バッテリパックなので電池パックを複数持つことで、電池切れに対応可能できます。市販のモバイルバッテリよりもコンパクトに持ち運べます。
ワイヤレス充電
別売のワイヤレス充電台を用意すれば、ワイヤレス充電ができます。
頑丈なアクセサリ

メーカー純正のマウントやホルダーが販売されています。こちらも頑丈に造られています。
スマートフォンやサイコン、アクションカムなどを自動車、バイク、自転車に取り付ける為のマウントを製作しているメーカー「レックマウント」でも専用のホルダーがあります。
ページの後半で紹介しています。
サイクルコンピュータとして使う方法
スマートフォンとセンサだけではサイコンになりません。
3つのアプリをインストールすることでサイコンとして使用することが出来ます。
距離による利用制限があるようなので、それまでにセンサーがつながるか、使い勝手は良いかを確認し、仕様上問題なければ支払いをする。という流れになります。
IpSensorMan

ANT+とBluetoothのセンサを管理するアプリです。

IpBike ANT+™ サイクルコンピューター

このアプリでサイクルコンピュータと使用できます。
無料版は、ホイール1,000,000回転(約2,100km)までの使用制限が掛かっているようです。
(スピードセンサを付けなければ、この制限に掛からないのでしょうか?)

IpBikeKey

無料アプリの制限を解除するアプリ(有料)です。
$7.99(862円)・・・2021年4月末の価格および為替レート

スマートフォンマウント
自転車に取付けてはじめてサイコンとしての役目を果たしてくれます。
自転車に取り付けるマウントはレックマウントをオススメします。
TORQUE 5G専用ケースを取り扱っています。マウントは汎用スマートフォン用が使えます。
注意:京セラ純正のケースは使用できません。
TORQUE専用ケース


マウント
専用ケースが取り付けられるマウントが、用意されています。


気になる点
スマートフォンをサイコンとして使用することで、いくつか気になる点がありますので書いておきたいと思います。
端末について
- au専用端末
- スマートフォンの消費電力(持続時間)
docomoとソフトバンクのサイトを見てもありませんでした。au専用の端末の様です。これの為に通信業者を変える気にはなりません。
スマートフォンは、緊急時に連絡を取る手段というとても重要な役目があります。バッテリ切れで使用できない事態は避けたいので、モバイルバッテリは必須です。
⇒電池パックを採用しているので電池交換が出来ます。
アプリについて
- アプリが英語
- 画面レイアウトにこだわりたい人には向かなそう
- 無料制限がある
英語ですが雰囲気で進めれば設定等はできるようです。入れてみて使えなければ諦めるでも十分かとおもいます。
アプリの評判を見てみると、残念なコメントもあります。レイアウトが気に入らない。センサが合わない等のコメントがあります。
無料版でご自身との使用感、センサーとの相性などを確認してみて下さい。
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