Coospo CS500 レビュー|脱ガーミンで選んだ1万円以下サイクルコンピューター

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サムネイル ロードバイク

使ってきた Garmin (Egde520J) のバッテリの持ちが悪くなってきたので、次のサイクルコンピュータを探していました。最近、バッテリ劣化が顕著になってきて購入が現実味を帯びてきました。本当はGarmin Edge540や840が欲しいのですが、今のライド頻度、価格を考えると手が出せません。正直、Edge520Jと同等のもので十分です。カラーでなくてもいい。ナビも必要ありません。

どうしようかとネットを見ている時に、coospoというメーカのCS500というサイコンを見つけたので、これを購入してみることにしました。一万円を切る価格(タイムセールなどで7千円台)で購入できます。良い物を安く買えたのか安物買いの銭失いなのかどうなのか使用感をレビューしました。

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coospoとは

coospo_logo
coospo©

2014年に中国広東省深センで創設されたフィットネスセンサーメーカです。

公式サイト

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CS500

仕様

ディスプレイ:2.6インチ モノクロ液晶
重 量   :72g
バッテリ  :45時間 (充電2時間)
無線通信  :Bluetooth、ANT+
防水保護等級:IP X7
連携アプリ :Strava、TrainingPeaks

同梱品

取扱説明書
画面保護シート
清掃シート(湿・乾)
シール
ーーーーーー
マウント(上下セット)
マウント用ゴム×2
ストラップ
ーーーーーー
USB Type-Cケーブル

取説を見るとマウントは、ステム取り付けを想定しているようです。

操作等

Bluetooth接続

スマートフォンとCS500のBluetoothペアリングを行います。ペアリングはアプリから行います。

  • アプリ(CoospoRide)をダウンロードする
  • スマホのBluetoothを有効にする
  • CS500を起動する
  • アプリを起動する
  • アカウントを作成
  • (言語などを選択する)
  • アプリでCS500を選択する
  • 自動でペアリングする

これでペアリングできました。

ペアリングをするのにスマホの位置情報を有効にする必要がありそうです。

CS500とセンサー連携

本体で行います。

「設定」>「センサー」>「センサーを追加」>追加するセンサーを選んでペアリングする

STRAVA連携

アプリから行います。(事前にStravaを登録してください。)

アプリ画面
coospo©

下部の右端「詳細」スイッチ > 「アプリの承認」(Strava 無許可)> 右から2番目の画面が表示(同期に許可する) > IDとパスワードを入力 > 接続許可の確認画面(画像無し)で「許可する」 > 「アプリの承認」(Strava 許可)になっていればOK

4回くらいトライして、なんとか連携できました。原因は全くわかりません。タイミングでしょうか、、、

取付け

ガーミンと同じマウントに付きました。マウント形状は共通のようです

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レビュー

悪い印象を感じなかったので、coospoのスピードセンサーも買ってしまいました。

ポイント

4、500kmくらいEdge520JとCS500を併用して二者の違いなどについても比べてみました。

比較しながらインプレ
Edge520Jと比較しながらライド

高性能サイコンではないので多くは求めません。とは言え、以下の3点は満足いくものであって欲しいです。

▸データ表示
▸走行ログ
▸フリーズ・暴走

Edge520Jに不満はなく、地図・ナビ機能は利用しない(あてにしていない)のでレビューなしです。

データ表示

センサ連携のデータは問題ないと思いますが、サイコン内で処理しているであろう、勾配、温度の信頼性がどうなっているか気になります。

走行ログ

ライドから帰ってきてどこを走ったのか見直すの好きなので、ある程度は綺麗にログを記録して欲しいです。トンネルや雲が厚く衛星の信号受信が困難なときにどうなるか気になります。

フリーズ・暴走

熱によるフリーズやシャットダウン、トンネルに入ったときなどのGPS喪失によるフリーズなどからの復帰がスムーズに行われると助かります。

価格

最近ライド回数が減っているので、多機能である必要はなくむしろ価格が抑えられているもので良いです。

よかった

  • データ表示
  • 走行ログ
  • フリーズ・暴走
  • 価格
 上の4点は選ぶ時のポイントでもありました。
  • デザイン・操作性
  • 技適(技術基準適合証明)
  • 問い合わせ
  • スマホアプリ(Android)
  • 画面視認性
  • 待機消費電力
  • 取付け

データ表示

ガーミンと比べると少しずれていますが、ライドしていて明らかな違和感のあるデータはありませんでした。ガーミンと比べると気温が2~3℃違うのでここは理解しておく必要はあると感じています。

走行ログ

特に違和感はありませんでした。

フリーズ・暴走

フリーズ・暴走しそうなところを走っていないので、現時点での感想です。まだ推測の段階ですが、GPSからの受信がなくなるとログを自動停止させてフリーズ、暴走を防いでいるようです。

価格

これで良い

値段と機能が丁度良いです。

今のサイコンと言えば、フルカラーのタッチパネルで高性能なマップ&ナビ、高寿命バッテリが主流です。更にはスマートウォッチと連動しての体調管理やトレーニングメニュー構築などのサポートが充実しているものもあります。スマートフォンかと思うくらい超ハイスペックですが、値段もかなり高くなっています。

地図は、止まってスマホを取り出してグーグルマップを開いて確認するくらいが、性に合っています。道を間違えるくらいのライドが丁度良いです。その場で再確認しても良いですし、帰ってルートを再確認するのが楽しいです。

私の場合ガチ勢ではなので、サイコンにそこまで求めていません。スピード、ケイデンス、パワーが体感と大差がなく、信用できる勾配表示がされていればそれで十分です。

デザイン・操作性

操作性はガーミンに似ている

デザインはシンプルです。ボタン配列が少し違いますが、マークなどは、ガーミンに似ていて戸惑うことはありません。シンプルが故にデザインに幅がないので、似てしまっているのかもしれません。

(追記)
操作性は全くの別物と理解しておいた方が良いです。

技適(技術基準適合証明)

日本で無線(Bluetooth)を使用する場合、国内使用許可の証明書を取得する必要があります。これを通称「技適」と言います。

CS500は、技術基準適合証明等の認証を取得(R6.8.9取得)しています。

これで「技適警察」も怖くありません!!!(笑)

問い合わせ

技適操作性について問い合わせしましたが両方とも迅速な回答でした。回答内容も不満のないものでした。

総務省のHPで技適の認証状況を調べたところ、他のモデルは見つけられたもののCS500は見つけることができませんでした。そこでメーカに問い合わせした所、その日のうちに回答が来ました。(証明書添付で返信が来ました。)

恐らくこの手の質問は「よくある質問」で回答例もあるのだと思います。とは言え、問い合わせをしても回答が来ないメーカもあるので、何らかのアクションをしてくれるのは大変助かります。

スマホアプリ(Android)

最初にスマホと本体の連携をアプリで行ってからでないと、スマホ内設定のBluetooth設定のペアリングができませんでした。しかも、スマホ内によるペアリング設定をしないとスマホとサイコンが繋がらずデータのアップロードができませんでした。取説には、「直接スマートフォンのBluetoothにデバイスを接続しないでください」との注意書きがありますが、設定しないと繋がりませんでした。位置情報はオンにしておかなければいけないようです。(屋内でGPS未受信なのが原因かもしれません。)

走行データ保存ストラバ連携など以外にも、本体の画面設定などができます。UIも直感的に操作できますし安定しています。センサとの連携についてもスマホアプリを使ってできるので、スマホアプリとサイコンを用意してペアリングすると良いです。(ファームウェアアップデート後に画面表示などがデフォルトに戻ってしまったので、アプリで設定した方がよさそうです。)

画面視認性

照度センサが付いていて周りの明るさに合わせてバックライトのオンオフコントロールをする「自動バックライト」が用意されていて、これが結構便利です。

今のところ画面の視認性に問題を感じたことはありません。

待機消費電力

電源のオートオフ機能はありませんが、待機時の消費電力はかなり抑えられているように感じます。(バッテリ容量が大きいからかもしれません。)

ガーミンの感覚でオートオフになると思って電源を切るのを忘れたまま、35℃を超える夏になりライドすることなく3週間以上待機状態になっていましたが、バッテリ残量が50%以上あり再充電することなくライドすることができました。

取付け

厳密なところはわかりませんが、ガーミンのマウントに付きます。

GoogleMap

走行ログがGoogleMapで確認できます。普段から利用している地図アプリなので見やすくて助かります。

現在はmapboxになっていますが、mapboxもかなり使いやすくなっているように感じました。

イマイチだった

  • 操作性
  • オート電源オフ機能がない
  • 文字フォント
  • 温度
  • スマホ連携
  • 日本語

操作性

使っているうちにボタン操作に関して理解してきました。操作に関する不満点をあげておきます。長らくガーミンを使っていたので、coospoの操作性に慣れるまで時間がかかりそうです。基本的にワンアクションかツーアクション無駄に感じます。

【ログスタート】
ログしていない状態で下の▶ボタンを押せば、現状の設定でログをスタートして欲しいというのが正直な気持ちです。電源を入れて表示されている画面から、ログをスタートさせるのにボタンを3回押さないとスタートしません。(状況によって異なるかもしれませんが、、、)

【電源オフ】
食事休憩や目的地について長めの休憩時間をとったときに電源をオフすると走行ログが途切れてしまいます。操作方法が悪いのかもしれないと思いメーカに問い合わせてみましたが、「ログを開始したら電源は入れっぱなしで使用してください。」との回答が返ってきました。

購入して間もない今はバッテリの寿命も長いので気になりませんが、バッテリの劣化が進んでバッテリの持ちが悪くなってきたときに気になるかもしれません。それと、外して持ち運んでいるときに誤操作でログが保存されてしまう可能性があるのも気になります。

ログ中の誤動作防止(途中でログが切れないようにする為)かもしれませんンが、電源オフの手順が少し多く慣れる必要があります。電源ボタンを長押しすると、「パワーオフしますか」というコメントが画面に表示され、キャンセル or 電源オフ の選択肢を実行する必要があります。カーソルがキャンセルを選択している(操作防止だと思っている根拠)ので上下ボタンを押してカーソルを実行にし選択ボタンを押して初めて電源がオフされます。

【オート停止と手動停止】
オート停止になっているときに▶ボタンを押すとオート停止が解除されます。頭の中では停止したつもりが、オート停止を解除したことになります。画面を見れば状況が分かるので確認すれば良いのですが、感覚的に自身で停止したものと機械が自動で停止させたものは分けて欲しいです。内部では、オート停止と手動停止が同じものとして捉えられているようです。

オート電源オフ機能がない

ログ中電源オフできないのは仕方ないとして、待機中(未ログ中)であっても電源を手動でオフしなければいけないです。ガーミンのオートオフに慣れてしまっている私にとっては意外と面倒です。操作している感じでは、ファームウェアのアップデートで追加できそうですので、今後のアップデートに期待です。

因みにガーミンは、待機中(未ログ、ログ中の一時停止中)で電源がオートオフしてくれます。

文字フォント

サイコン画面

日本語訳部分が明朝体系フォントです。好みの問題ですが、ゴシック体系フォントだったら良いなと感じました。

温度

同じタイミングでガーミンと比べると±2℃の範囲で差がでています。

40℃あたりでライドしていると、休憩するか、折り返すかなどの判断要素に気温が大きな要素になります。今までと少し違うことを理解して参考にしないといけないし、今体が感じていることなどを要素に追加して判断しないとならないかもと感じています。

取説を読み直していたところ、温度:実際の周囲温度と異なる場合がありますの記載がありました。

スマホ連携

既に書いていますが、原因不明な本体・スマホ間の接続不良がときどき起こります。最近は、いじっていると繋がり、長時間にわたり繋がらないというのはなくなりました。

日本語

意味は分かるので問題ありませんが、日本語訳がイマイチの箇所があります。

気になった事

  • GPSの受信状況
  • モノクロ

GPSの受信状況

GPSの受信状況が知りたいです。受信状況がアンテナで表示されているだけで、何がどのくらい受信されているのかが全くわからないです。トラブルが起きているときに知りたいだけなので、普段は全く気になりません。

モノクロ

これは、理解して購入したので問題ないです。

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商品

coospoさんの商品ラインナップについて簡単に書いておきます。

公式サイト

サイコン

モノクロのシンプルなものがラインナップされています。CS500が最上位モデルです。

サイコン連携デバイス

自転車に付けて状態を知ることができるセンサー類(ケイデンスセンサースピードセンサー)や心拍が分かるハートレートセンサーなどを取り扱っています。

携帯電動ポンプ

CYCPLUSの携帯電動ポンプをはじめとして、多くのメーカが発売していますが、coospoもそのなかのひとつです。

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