欲しいロードバイクがある場合は、頑張ってお金を貯めて買うことをオススメします。欲しいロードバイクが高すぎる場合は、グレードを落としたもの、似たようなものを探しましょう。
現在の状況
昨年は、COVID‑19やロシアによるウクライナ侵攻によって、資源高、物価高、エネルギ高が起こりました。自転車市場にも影響し、車体価格の高騰が続いています。今年も、これらの影響があると思われますが、変動は緩やかになるか横ばいになると思われます。いくつかのメーカーでは、一部のモデルで過剰在庫状態にあることが分かっています。
10〜20万円で選定
私が、10〜20万円でエントリーモデルを今買うなら「これいいな」と思うものを挙げました。
基準は、価格、重量、メーカー、見た目に重点を置いて選んでいます。
この記事は、「リムブレーキ」と「ディスクブレーキ」に分けて、それぞれ「安い順」に並べています。1台目が10万円前後、最後に紹介しているのが20万円前後になっています。公道を走れるようにするには、ペダル、反射板(リアライト)、フロントライト、ヘルメットなどを別途購入する必要があります。
リムブレーキ
今やディスクブレーキタイプのロードバイクが主流ですが、単純にロードバイクに乗ってみたい。サイクリングを楽しみたいという方には、リムブレーキタイプも選択肢に入れるといいです。ロードバイクには色々な楽しみ方があって、リムブレーキタイプでも十分に楽しめます。
TREK DOMANE AL 2
トレックのエンデュランスモデル。エントリーモデルとして問題の無い重量です。ロードバイクがどんな感じかを、十分に理解できるロードバイクです。
GIANT CONTEND 2
ジャイアントのエンデュランスモデル。入門モデルとして最適です。コンテンドは、フレームが共通で付属するコンポーネントの種類で末尾の数字が変わります。
コンテンド 2・・・クラリス
コンテンド 1・・・ソラ
コンテンド 0・・・105
CORRATEC DOLOMITI
工業大国ドイツメーカーのコラッテック。日本国内での知名度はあまり高くありませんが、海外ではよく知られているメーカーです。ローカルのプロチームに供給しています。クランク、ブレーキも105が採用されている「完全105組」です。
MERIDA SCULTURA RIM 400
新城選手も駆っているメーカーのメリダ。新城選手が駆っていることもあってか、国内で人気のロードバイクです。クランクがRS510の「105MIX」です。重量は8.8kg(Sサイズ)と、このグループでは数少ない9kg切りの1台です。
CANNONDALE SuperSix EVO
大手のロードバイクメーカーのカーボンフレームで、20万円を切る貴重なモデルです。改造次第では十分にレースでも戦えます。ホイールを変えるだけで7kg台に。
イチオシの理由
カーボンフレームを使用していて、公称重量が8.0kg(サイズ不明)と、今回紹介した中で最軽量です。
今回紹介した中で、私が買うならこれを買うと思います。
GIANT CONTEND 0
105組のロードバイクが、20万円以下で買える貴重な1台。厳密にいうと105MIXです。ホイールを変えれば、8kg台にもなります。
ディスクブレーキ
次に、ディスクブレーキモデルを選んでみました。
特徴として、重量が10kg台ということです。ディスクブレーキタイプのエントリーモデルの宿命みたいなものです。それと殆どが機械式ディスクブレーキです。機械式だと油圧式に比べて、効きが弱いです。最後に紹介したトレックは、油圧ディスクブレーキです。
ディスクブレーキモデルを紹介していますが、重量を考えると、ディスクモデルはミドルグレード以上を購入する方が、個人的にはいいと考えます。しかし、ミドルグレードのものとなると、20万円以下では購入できません。
ディスクブレーキモデルについては、特別な場合にのみコメントしています。
GIANT CONTEND AR 4
MERIDA SCULTURA 200
SCOTT SPEEDSTER 20
流行のフレームジオメトリに加えて、ケーブル類が完全内装されています。かなりすっきりとしていてスタイリッシュです。敢えて欠点を言うなら、メンテナンス性の悪さです。
TREK DOMANE AL4 DISK
今回挙げたディスクブレーキモデルの中で、唯一の油圧ブレーキです。20万円ギリギリですが、ディスクブレーキモデルならこれを購入することをオススメします。
自転車を買ったら
必ず必要になるもの
ロードバイクは本体以外に、ペダルやライトなど必要なものがあります。付帯品の購入費を確保して下さい。
(必要な物の例)
ペダル、ライト(反射板)、スタンド(保管時用)、仏式バルブ用空気入れ、鍵(ワイヤーロック等) etc…
任意保険
昨今自転車も、任意保険の加入が求められています。自転車による対人賠償が1憶円なんていう話もあります。家族が「自動車」の任意保険に加入しているならば、それに付帯させる方法がオススメです。保険に関する記事を書いてますので、気になる方は、読んでみて下さい。
TEKTOROについて
ブレーキを中心に採用されているテクトロは、台湾のパーツメーカーです。詳しいことは、調べられませんでしたが、多くのメーカーで選定されていることを考えると、価格と性能のバランスがいいのだと思われます。歴史もあります。
シマノのブレーキとテクトロのブレーキを比べたとき、どちらが効きがいいのかと問われれば、シマノのブレーキの方がいいと考えて下さい。
ラインナップにSPECIALIZEDがない理由
人気、品質に問題はないがハードルは高い
最後に、SPECIALIZEDをラインナップに挙げなかった理由について、書いておきたいと思います。絶対にSPECIALIZEDを乗りたいと考えているのであれば、買うべきだと思います。また、SPECIALIZEDの店舗が近くにあって、何かあれば直ぐにお店に行ける環境であれば問題ないと思います。
エントリーモデルを買おうと考えいるが、どのメーカーを買うか決まっていないのであれば、選択肢の優先順位を低く設定してよいと考えています。
理由
ある時期、量販店、個人店を含むSPECIALIZED特約・契約店の大半が一方的に契約を打ち切られました。販売実績などを元にした交渉でも決裂してしまったようです。そのニュースを聞いた直後に、全国各地にSPECIALIZED専門店ができました。大人の事情があると思われますが、今まで販売してくれていた店舗やユーザーを無視した行為に感じました。初めてのロードとしては、あまり向かないのではないかと感じています。
SPECIALIZEDを買うのであれば、ミドルグレード、ハイエンドモデルを買うときに選択肢に入れればよいと思います。
S-WORKS
何度も書きますが、個人的な意見ですし、SPECIALIZEDのフラッグシップモデルのS-WORKS TARMAC SL7などは、とても魅力的に思っています。メンテナンスをはじめ、大半を購入店舗に頼るのであれば、事情を知っているだけに躊躇してしまいます。
欲しいものが決まっていない方
何か選ぶ基準を決めるといいと思います。
例えば、、、
「メーカーのロゴが好き。」とか「色は○○色か△△色がいい。」とか「予算は○○万円以内とする。」
とか、言ったものでもいいと思います。
何か決めると、探す基準の様なものができて、それを基準に探していくと、「あれ?このメーカーも案外好きかも。」とか「○○色はロードバイクとしてみるとイマイチだなぁ。□□色の方がいいな。」とか「意外と安いのがあるぞ。」とか、ぼんやりとみるよりも、見えてくるものがあるかもしれません。
更新
定期的に更新します。
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