マンガや他の人が乗っているのを見て漠然とスポーツ自転車が欲しいと考えていると、いざ乗ってみた時に、「なにか違う。」となってしまいます。普通の自転車と比べると高額なので、よく考えて、何を購入したらいいのか決める必要があります。
初めての購入は独断ではなく、誰かに相談して購入するのをオススメします。自分の考えと大きく乖離しまった場合は、自分を信じるのがいいと思います。(人のせいにすることがなくなります。)
読んでくださった方が、初めてスポーツ自転車を買いたい!と、思ったときに、「選ぶ」私なりのポイントを書いてみたいと思います。
選定ポイント
選定のポイントは下の通りになります。
1.用途・目的
2.種類
3.メーカ
4.予算
5.購入方法
詳しく、解説していきます。
1.用途・目的
最初に、用途・目的を決めましょう。
通学・通勤、スポーツ(ガチレース、ホビーレース、ロングライド、ポタリング、健康改善、体力改善)、いつ乗るかわからないような気まぐれライド、プロのレースやマンガに触発されたから乗りたい、所有欲求を満たしたい等、挙げられるでしょう。
通学・通勤に使用する場合は、チェーン側のパンツの裾が汚れますので対処が必要です。
対策としては、足首にバンドを巻いたり、パンツを折り返したりが考えられます。
用途に合わせて、自転車の種類を決めていきましょう。
どのくらいの距離を乗ってみたいかも考えておきましょう。
2.種類
種類とは、ロードバイク、シクロクロスバイク、クロスバイク、ミニベロ、MTB等が、挙げられます。他にも、ピストバイクとかもありますが、割愛します。
種類について簡単に書いていきたいと思います。
ロードバイク
舗装路を走るのに適しています。雨天走行にはあまり適していません。
ハンドルが下に曲がったドロップハンドルが特徴的です。
前傾姿勢になって空気抵抗を減らせられるようになっています。車体重量も軽めです。軽量化と強度の両立を図っているために価格的に高くなると考えられます。
<用途>
- スポーツ
- レース
- ローボバイクを乗っているのを見て、触発されて
- 所有欲に駆られて
- 通学・通勤
<距離>
- 20~100キロメートル
- 100キロメートル以上
100キロ以上走ることができるようになります。
<速度>
結構出ます。早い部類になると思います。
シクロクロスバイク
形状は、ロードバイクに似ていますが、未舗装路を走るのに適しています。
ロードバイクに比べてタイヤの幅が少し太いです。
<用途>
- スポーツ
- レース
- 通学・通勤
スポーツやレースは、シクロレース(未舗装路レース)向きです。
<距離>
- ~100キロメートル
<速度>
ロードバイクよりも少し遅いといったところでしょうか。
クロスバイク
フレーム形状はロードバイクに似ています。ハンドルがストレートハンドルなのが特徴です。ロードバイクに比べて、姿勢が起きるので空気抵抗は大きくなりますが、楽に乗ることが出来ます。
形状は似ていますが、ロードバイクに比べて重量があります。
<用途>
- スポーツ
- 通学・通勤
- (レース)
レースは、出場できない場合も稀にありますので、括弧を付けました。
<距離>
- ~100キロメートル
100キロ以上走るのは厳しいと考えます。
<速度>
巡航速度で、時速30キロメートル出れば、早いのではないかと考えます。
ミニベロ
ここでは小径タイヤ自転車とします。
<用途>
- スポーツ
- (通学・通勤)
- (レース)
通勤・通学は利便性、レースは参加不可の場合があるので、括弧としました。
<距離>
- ~100キロメートル
100キロ以上走ることも全然可能かと思いますが、とりあえず100キロ位としました。
<速度>
タイヤ径が小さいので遅いように感じるかもしれませんが、結構出ます。レースに参加しているとロードバイクと同じくらいのスピードで走っている人がたまにいます。
3.メーカ
メーカは、主要メーカをおすすめします。ハズレが少ないのが理由です。ここで言うハズレとは、壊れる等の初期不良のリスクのことをいいます。 重量や運動性能は考慮していません。
4.予算
予算を決めましょう。車体自体は5万円位からありますが、周辺機器は付いていません。+αの費用が掛かりますので注意が必要です。
私のおすすめは、
クロスバイクなら7~10万円
ロードバイクなら15~25万円
です。
これは、車体にその他必要品を含んだ金額です。
高過ぎ!と思われた方は、スポーツ自転車ってこの位すると思って下さい。
フレーム素材は、アルミニウム合金です。カーボン繊維のフレームはもっと高いです。この位の価格のカーボンフレームは、偽物を疑ったほうがいいです。
安すぎ!と思われた方は、結構選べる自由度が高いので、好きなもの、気に入ったものを買って下さい。
5.購入方法
ネットショップと店舗購入が挙げられますが、私は店舗をオススメします。
少し乗っていると、ケーブルとかが馴染んで、再調整が必要になったり、細かいメンテナンスが必要になってきたりします。
乗っていて、腕や肩・首が痺れたり、お尻が痺れたりすることがあります。直接相談できる人がいるといいです。
そんなときに、頻繁に通う可能性がありますので、気軽に行ける様に、店舗で買うのがいいと思います。
他店やネットで購入したものを引き受けてくれるお店もありますが、責任の所在が中途半端になってしまうので、いい顔をしないのが大体です。
モデルチェンジのタイミングだったりすると、セールで結構安く買うことが出来たりします。
購入する前にすること
下見をする
必ず、店舗に行って、実物を見ましょう。見たり、触ったりしましょう。タイミングが合えば試乗も出来ます。ネットショップで買う予定であっても、行ってみることをお勧めします。この時、個人店ではなく、チェーン店がいいです。いろんな種類の自転車が展示されています。
アサヒサイクルベース、セオサイクル、ワイズロード、などが思いつきます。欲しいメーカが決まっているなら、メーカ店や契約直営店もあります。私自身は、ワイズロードで買いました。100キロ位走ってカタカタいうので持って行ったら、直ぐに直してくれました。
購入は個人店でも全く問題ありません。
イベントに行く
店舗以外には、イベントに行って見ましょう。「サイクルモード」がオススメです。
試乗も出来ますが、初めての人のための、乗り方講習が行われています。これがとてもオススメです。
注)スポーツ自転車は、基本的に、サドルに座ったままで足はつかない設定になっています。
レースやライドイベントなどにも、メーカが出店していて、試乗できることがあります。少ないスタッフで運営していることが多いので、乗り方を教えてくれないことが多いです。初めてであれば、しっかりと、その旨を伝えるといいと思います。
車体以外に必要なもの
保安部品、安全上に必要なものなどを挙げていきます。
- ライト
- ベル
- ペダル
- 空気入れ
- スタンド
- ヘルメット
- 手袋
- 鍵
- 後方反射板
装備以外で重要なものが、
- 損害保険
です。
損害保険には、必ず加入しましょう、人身障害損害賠償金1憶円という判例も出ています。
あったらいいもの
絶対になくてはならな。と、いうわけではないですが、あったら便利だったり、サイクルライフが楽しくなったりします。
- サングラス
- ボトルホルダー
- サイクルコンピュータ
- サイクルウェア
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