リアディレイラー(RD-5800)を調整してみる

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5800系なんて今更ですが、記録として残しておきたいと思います。

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調整方法(YouTube)

GCNの動画を参考にしました。

メーカの取扱説明書とは違う説明をしていますが、やろうとしていることは同じだと感じています。

実作業でどう作業したらいいかと言う点に重きを置いて説明していると思います。

やってみて、動画にはないパターンの調整が必要になりましたので追加しています。

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調整してみる

呼称

ハイボルト
(トップ側調整ボルト)
ケーブル調整ボルト
(調整ボルト)
ローボルト
(ロー側調整ボルト)
エンドアジャストボルト
(Bテンションアジャストボルト)

上段は動画内での呼称です。(下段)は取扱説明書に書かれている呼称です。

アウター・トップ側調整

取付け等は省略します。ケーブルは、外した状態から始めます。

  1. ポジションをアウター・トップにする。
  2. ②ケーブル調整ボルトをCW方向に回しておく。
    (ねじ込んだ状態からCCW方向に2回転くらい戻しておく。)
  3. トップから2枚目に入るまで①ハイボルトをCW方向に回す。
  4. ①ハイボルトをCCW方向に回してトップに入れる。
  5. ディレイラーを手で軽く押してギヤを2枚目に入れる。手を離すと直ぐにトップに入るようにする。
  6. 入りが悪ければ①ハイボルトを調整しスムーズに入るようにする。
  7. ケーブルを付ける。

中間ギア調整

  1. リアのギヤを2枚目のポジションにする。レバーを少し倒して3枚目に入る直前にする。
    (2枚目に入らない時は、②ケーブル調整ボルトをCCW方向に回してケーブルを張って入るようにする。)
  2. この時に3枚目に入らないでカタカタいえばOK。
  3. 3枚目に入ってしまった場合は②ケーブル調整ボルトをCCWに回す。
  4. 全くカタカタ言わない場合は②ケーブル調整ボルトをCWに回す。
  5. 初期伸びは、ここで取り、ケーブルを付け直す。

トップ側の動作確認

  1. トップ、2枚目、3枚目がレバー操作でスムーズに動作するか確認する。

インナー・ロー側調整

  1. ポジションをインナー・ローにする。
  2. ③ローボルトを回してローギヤとガイドプーリーが真っ直ぐになるように調整する。
  3. ケーブル外装・部分内装であれば、ケーブルを軽く引きながら③ローボルトを回して調整する。

③のローボルトは、CWに回すとディレイラーが自転車の内側に、CCWに回すとディレイラーが自転車の外側に動きます。

変速微調整

変速がスムーズに行かない場合は微調整が必要です。

  1. 全ポジションで変速具合を確認する。
  2. 変速がスムーズにいかない場所にもっていく。
  3. ②ケーブル調整ボルトを1ノッチ(ほんの少し)ずつまわしてスムーズに変速するようにする。
  4. 全ポジションで変速具合を確認する。

これを繰り返し行い、全ポジションでスムーズに変速するようにする。

・②ケーブル調整ボルトは少しずつ回す。
・1か所調整したら全ポジション確認して次のギアを調整する。
・アップ側動作、ダウン側動作で変速具合が変わるので必ず両方確認。

やり過ぎて調整がおかしくなったら、最初からやり直して下さい。いくらやっても、上手く行かない場合は、ショップに持ち込むことを考えて下さい。

チェーンの張り調整

  1. ポジションをインナー・トップにしてチェーンのたるみを調整する。
  2. たるみがある場合は④エンドアジャストボルトをCWに回して調整する。
  3. つっぱっている場合は④エンドアジャストボルトをCCWに回して調整する。

正確にはリアのスプロケットとプーリーの間隔調整になります。この調整で変速のレスポンスが良くなったりするようです。

動作確認

  1. 動作確認、試走を行う。
  2. 変速動作が鈍いときは②ケーブル調整ボルトをほんの少し回す。
  3. 調整をしたら、必ず全域で確認する。
  4. 試走する。

これを繰り返して下さい。

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ポイント・トラブルシュート

何回かやってみてわかったことがありますのでメモしておきます。

ポイント

High・Low調整ボルト

①ハイボルトはトップギアのポジション、③ローボルトはローギアのポジションを決めているだけ。位置の調整がうまく行ったら基本いじることはない。特にハイボルトは、ワイヤー交換、ホール変更など以外では、ほぼ再調整することはない。

ハイボルト、ローボルトを調整した場合、端の位置が変わるので、中間ギアの変速にも影響する。

中間ギアの調整

トップ、ローギア以外の中間ギアの変速がスムーズに動作するかどうかは②ケーブル調整ボルトで行う。

十分な経験

全域で変速がスムーズに行われるには②ケーブル調整ボルトの微調整が必要になってくる。うまく調整できるようになるには、構造の理解と慣れ(技と根気)が必要。

機械いじりが好きな人は、失敗を重ねることで、少しずつ理解できてくるので、1回失敗したからもうやらないのではなく、何度か調整してみると少しずつうまく行く可能性がある。

レースやイベント、集団走行を多く行う方

メンテナンススキルに絶対的な自信が持てない場合は、周囲に迷惑をかけてしまう可能性があるので、信頼のおけるショップでメンテナンスする。

トラブルシュート

ローギアからトップギアに変速時

ロー→トップ変速時に、うまく動作しない場合は、ケーブルの部分断線、ケーブルがクロス、ケーブルルートが悪い、アウターチューブとインナーケーブルの可摩擦が考えられる。

それ以外は、初期伸びを含む、ケーブルの緩み。

トップギアからギアを落としたのに変速しない

初期伸びを含むケーブルの緩み。

ローギアが入らない

ローギア(一番大きいギア)に入らない場合は、③ローボルトの調整不良が考えられます。この症状の時は、決まった場所の中間ギアでシフトチェンジがうまく行かない場合が多いです。

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必要な物

工具

  • ケーブルカッター
  • 六角レンチ
  • プラスドライバー
  • トルクレンチ

消耗品

  • シフトケーブルセット
  • ケーブルグリス
  • RD-5800 アウターアジャストボルト
    Y5YE98030
  • シフト用アウターキャップ

ケーブルセット以外にも買っておいた方がいいものを挙げています。

ケーブルグリス

専用のグリスがあります。自己責任でお願いしたいのですが、アウタチューブにシリコンスプレーをするか、ケーブルにオイルを塗る等で代用できます。

アウターアジャストボルト

チューブだけ欲しいのですが、単品で購入可能か不明です。

シフト用アウターキャップ

何種類かありますので、使用箇所に合ったものを選択してください。

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最後に (必ず読んで下さい)

調整をする時は自己責任で行って下さい。
調整後は十分な動作確認、試走を必ず行って下さい。
不安がある場合は専門店等に依頼して下さい。
メーカの取扱説明書を必ず読んで下さい。

ロードバイクの特性等を知るのにとても勉強になりますが、構造を知らずに適当に行うのはとても危険です。必ず構成・特性をしっかりと理解したうえで調整して下さい。

必ず試走をして下さい。体重等の負荷が掛かると変速具合が変わったり、ケーブルがなじんで再調整が必要になったりします。

何回かやっているとそのうち理解できます。一回であきらめずに何回か挑戦してみて下さい。

不安があるロードバイクに乗るのは、精神面から疲労します。自分には無理だ。と思ったら、専門店に依頼して下さい。

メーカの取説には注意事項などが書かれています。必ず読んで内容を理解して下さい。

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