エントリーモデルのロードバイクってどう?5年以上乗ってみての感想

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ロードバイク

私がロードバイクでサイクリングをしたいと考えたときに、どんなものを買ったらよいのかとても悩みました。そもそも、どんなメーカーがあって、価格はどのくらいなのか?種類・グレードがあるらしい?サイズの選び方は?等々、わからないことだらけでした。

こんな人に読んでもらいたい

・初めてのロードバイク購入を考え中
・ロードバイクの知識が全く無い

何も分からない中でグレードとして、「エントリーモデル」「ミドルグレードモデル」「ハイエンドモデル(フラッグシップモデル)」という言葉を聞くようになりました。私の場合は、予算的にエントリーモデルでした。

悩むなぁ

エントリーモデルって、「実際どうなの?」「どんなものを言うのか?」「価格帯は?良い点、悪い点は?」について書きました。その前に、ロードバイクって「どんな自転車なのか?」「サイズの選び方は?」について書いています。

私の場合、色々調べて、あれもよい、これもよい、こんな機能があるんだ、なんて考えて知識が身についているときが一番楽しいです。読んでくれた方にとって、購入の一助になれば幸いです。

エントリーモデル悪くないです

初めて買ったロードバイクを今も乗っていて、7年目になります。俗にいうエントリーモデルです。

結論から入りましたが、楽しく乗れています。私がどんな感じに乗れているのかについては、最後の方に書いています。当然、良い点と悪い点とがあります。

レースで良い成績を残したいなら向かない

レースに出て「優勝を目差したい。」「先頭集団での戦いに絡みたい。」と考えているなら、エントリーモデルでは物足りない可能性があります。後述していますがエントリーモデルは、ガチレース向けではありません。楽しむために出るイベントレースであれば問題ありませんが、ガチレースは他者との競争で、急加減速の繰り返しを限界域で行います。一番は身体能力ですが、ロードバイクの性能が成績に影響する可能性があります。

少し脱線
高校生くらいまでなら、乗っているロードバイクのグレードや新旧モデルに関係なく「出れば勝つ」「高校生なのに大学生に勝っちゃう」というくらいの強い人が、日本のトッププロになっています。

【YouTube】高校生が大学生の猛攻を凌ぎ金星

アルミロードでも勝てる?

STRAUSS DISC ULTEGRA
KhodaaBloom©

エントリーモデルではなくミドルグレードですが、アルミロードでも戦えて勝てる可能性があります。ロードバイクも大切ですが、レースで勝つには体を鍛えることがとても重要です。

【詳しい記事】アルミロードでもレースで戦える!勝てる!

関連記事

エントリーロードがどんなものなのかを書く前に、具体的にどんなエントリーロードバイクがあるのか、どんなメーカーがあるのか知りたい場合は、この後にある「あわせて読みたい記事」を読んでみて下さい。

個人的によいと思ったエントリーモデル 2024

どんなロードバイクがあるのかを知りたいという方に向けて、今エントリーモデルを買うとしたら何がよいか、考えてみました。

通勤・通学で使うなら・・・

通学、通勤に使うなら、クロスバイクとロードバイクだったらどちらがよいか、昔の経験を考えながら書いてみました。

どんなメーカーがあるか

フレームメーカーをつらつらと挙げてみました。どんなメーカーがあるのか知りたい方は、こちらを見てみて下さい。

34メーカー(車種)を挙げてみました。全部わかりますか?

ロードバイクのあれこれ

そもそもロードバイクがどんな自転車か知っていますか?用途によって種類があるのを知っていますか?更に、ロードバイクのサイズの選び方は分かりますか?

ロードバイクってどんな自転車か

文字通りロード(道路)を走る為の自転車です。道路と聞くと舗装路を想像すると思いますが、未舗装路や砂利道なども含みます。ロードコンディションを考慮しつつ、速く走ることや、長い距離を走ることなどに長けてます。

ドロップハンドル

一番の特徴はハンドルで、フロントフォーク上端の軸から左右に伸びて、ハンドルの左右端で湾曲しながら下に伸びています。ドロップハンドルと言います。

もうひとつ特徴があって、シティサイクルやクロスバイクのハンドルは、フロントフォーク軸の近くまたは軸より後ろ(運転手側)にありますが、ロードバイクは軸より前にあります。ハンドルの位置の違いと極端な前傾姿勢で、初めてロードバイクに乗るとかなりの違和感を感じます。

ロードバイクの種類がある

ロードバイクは、色々な目的・用途に合わせて大きく3種類に分けられます。昨今は、未舗装路、砂利道を安定して走るようなロードバイクもあります。主要3種類と未舗装路用ロードバイクについて説明します。

ロードバイクの種類は大まかに、レース用、ヒルクライム用、ロングライド用の三つに分けられます。加えて、未舗装路を走る為のグラベルロードバイクについて説明します。

ロードレース用

ロードレース
サイクルロードレース

ツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリアを代表とするロードレースで走る為のロードバイクです。「エアロロードバイク」と言われることがあります。空気抵抗を重視しながら、車体重量、走行安定性、ハンドリング性能など、早く走る為にバランスよく設計されています。いわゆる、「ハイエンドモデル(フラッグシップモデル)」になります。

ヒルクライム用

ロードレースの中には、山岳を登るヒルクライム区間があります。ヒルクライム区間で早く走った人に与えられるヒルクライムポイントがあり、一番ポイントを取った人に対して「山岳賞」が与えられます。賞が与えられるくらい「山」「坂」はサイクリストにとって、重要な構成要素のひとつになっています。このような経緯もあって、サイクリングでもヒルクライムは人気があります。

ヒルクライム向けに作られたロードバイクがあって「軽量ロードバイク」と言われることがあります。近年は、軽量かつエアロ性能も高いバイクが開発されて垣根が無くなりつつあります。

ロングライド用

サイクリングにはロードレースだけでなく、長距離を走ることもあります。長距離を走るのに特化したロードバイクを「エンデュランスロードバイク」と言うことがあります。

シクロクロスレース用

シクロクロス
シクロクロスレース

砂利道がコースになっているシクロクロスレースを走る為に作られたバイクです。太いタイヤが付いていたり、クランク軸の高さが地面から高かったりなどの特徴があります。

舗装路だけでなく未舗装路、砂利道などの様々な路面状況に応じて走れる多目的ロードバイクを「グラベルロードバイクグラベルロードグラベルバイク」と言います。耐久性や安定性を重視しています。グラベルは日本語で砂利です。

ロードバイクのサイズの選び方

バイクr選び

ママチャリなどのシティーサイクルは、タイヤのサイズ(インチ)を変えることで、自分の体にあったサイズを選びます。

ロードレース用自転車がロードバイクと書きました。タイヤのサイズが変わってしまうと、レースとしての公平性が保てません。なので、タイヤは700cというサイズひとつです。(厳密には、650cもあります。)大体27~28インチに相当します。体型に合わせてフレームサイズを選択します。フレーム以外にも、ステムやクランクアームと言った各種パーツで体に合わせていきます。

フレームサイズは、メーカーや車種によって異なり「S、M、L」とローマ字で表したり「48、50、52」と数字で表していたりします。欲しいものが決まったら自分の体に合ったサイズはどれか確認しましょう。

なぜピチピチの服を着るのか

サイクリスト

ロードバイクは、100kmや200km、更には1,000km以上の長距離をできるだけ快適に走る人力の乗り物です。ロードバイクではなくロードレーサーと言うことがあるとおり、フラッグシップモデルはレースで勝つ為に設計・製造されています。

レースとなると、快適性だけでなく、総重量、できるだけ疲労しない走り方、補給、空力性能などが求められます。このような種の競技では空気抵抗の軽減は、勝利条件のひとつになっていてウェアによる抵抗軽減も重要になってきます。これは、競泳やスピードスケートなども同じことが言えます。サイクルウェアは抵抗軽減だけでなく、汗の処理、冬であれば防寒対策などについても考えられています。

ホビーサイクリストにも有効

レースからホビーサイクルに話を戻します。慣れてくると20km/h以上で走れるようになってきます。人によっては、30km/h、35km/h、40km/hで走れるようにもなります。この位の速度域になったり、強い向かい風が吹いている中でサイクリングをしていると、空気抵抗が気になってきます。普通の服だとバタバタして抵抗になりますバタつきによる抵抗は想像しているよりも大きく、バタつくのとバタつかないのとでは、出せる速度や蓄積する疲労度が全然違ってきます。ホビーサイクリストであってもピチピチのウェアを着ることで、快適なスピードで、疲労の蓄積を極力減らすことができます。もちろん軽量化も目的のひとつです。

「ピチピチスタイルは嫌だ。」「速度とか全然気にしない。」「早く走れなくてもいい。」という人は、サイクルウェアを着る必要はありません。季節に関係なく、汗冷えしない、こもらないような服装を選ぶ必要があります。

最大の欠点

ロードバイクの最大の欠点は、落車(転ぶこと)による怪我です。擦り傷から骨折、更にはそれ以上の怪我をすることがあります。そういった状況になった時、サイクルウェアは何の役にも立ちません。ヘルメットやアイウェアなどの安全対策が取られてきましたが、安全面でサイクルウェアは全く進化していません。(この状況を憂い、色々と活動されている方はいます。)

どんなものがエントリーモデルか

エントリーモデルというものはない

メーカーのサイトを見てみても、エントリーモデルというものは見当たりませんでした。とはいっても、一般的に、エントリーモデルという言い方をしています。

(追記)
この記事を書いた2020年、メーカーサイトに「エントリーモデル」の文字は殆ど見られませんでした。2023年、メーカーのサイトを見ると、エンデュランスモデルの紹介文に、「始めるのに最適なエントリーモデル」と書かれていました。

では、どんなものがエントリーモデルなのか、項目別にまとめてみました。

価格帯

初めに、エントリーモデルの「エントリー」とは何かを考えてみます。表現が上手くないですが、「ロードバイクに乗ることを趣味として始める」ことだと思います。エントリーモデルとは何かと調べている方は、続くかどうかわからない状態にあり、試しに乗ってみたいなど少し悩んでいるのではないでしょうか。ロードバイクという趣味に、お金をいくら掛けるのか、〇〇円位なら払えると、検討している最中だと思います。

エントリーモデルの車体価格帯(完成車)は、おおよそ 10~25万円または30万円だと思っています。車体価格25万円以上のエントリーモデルは、ミドルクラスに片足を踏み入れている金額です。

価格はフレームだけでなく、コンポーネントと言われる、変速操作やブレーキ操作をするハンドル、ペダル(厳密にはクランク)、変速機やスプロケットのグレードによっても、大きく変わってきます。ひとつのフレームであっても、コンポーネントが違うだけで数万円変わってきます。

価格範囲

エントリーモデル   10~35万円位
ミドルモデル     35~120万円位
ハイエンドモデル   120万円以上

私感ですが、それほどズレていないと思います。

-注意して欲しいこと-
完成車を購入すれば、直ぐに乗れる訳ではありません。ペダル、ヘルメット、ライト、空気入れなど、追加で必要なものが必ずあります。2~5万円位必要になります。

フレーム素材

エントリーモデルのフレームの材質は、ほとんどがアルミ合金です。一般的にアルミ、アルミフレームと言っています。フロントフォークは、カーボンだったりアルミだったり様々です。

金属の中では軽量かつ安価であることに加えて、成型・加工がしやすいという利点があり、製造コストを抑えることができます。

一方、ミドルグレード、ハイエンドモデルのフレームは、カーボンファイバー(炭素繊維)が使われています。良くカーボン、カーボンフレームなどと言います。強度が高いうえに軽量という利点がある反面、成型・加工が難しく高価です。

コンポーネント

SHIMANOⒸ

コンポーネント(変速機、ブレーキ等)の種類で、価格が大きく変わります。シマノのコンポーネントで説明します。

シマノのコンポ(機械式)

エントリーモデルについているコンポーネントは、以下の物が大半です。

コンポーネント

クラリス (CLARIS)    8速
ソラ (SORA)       9速
ティアグラ (Tiagra)   10速
105           11速

コストと性能のバランスを考慮して、変速機回りはシマノ製品を使って、ブレーキやクランクなどを自社製品、他の部品メーカーの製品を使っているパターンが結構あります。仕様書を見ると必ず書かれているので、気になる人は確認して下さい。

105、ULTEGRA、DURA-ACEには、電動式のDi2というモデルがあって、最新の電動式Di2は12速です。

リムブレーキ・ディスクブレーキ

コンポーネントのグレード以外に、リムブレーキタイプのフレームと(油圧)ディスクブレーキタイプのフレームがあります。どちらのブレーキにするかで、フレームが変わります。完成車の価格は、リムブレーキタイプの方が、1~3万円安いです。

ブレーキタイプ

エントリーモデル >>> リム、機械式ディスクブレーキ
ミドルモデル   >>> 油圧ディスクブレーキ
ハイエンドモデル  >>> 油圧ディスクブレーキ

リムブレーキ
グレードが高いコンポーネントのブレーキの方が、効きが良く軽いです。

ディスクブレーキ
CLARIS、SORAなどで機械式ディスクになります。

機械式と油圧式ディスクの違いを簡単にいうと、機械式は握るとガツンと効く、油圧式は最初ふわりとしっかりと握るとガツンと効きます。機械式は遊びが少ないのかもしれません。好みが分かれると思いますが、油圧式の方が繊細なコントロールが出来ると思います。

メーカーサイトで探すなら

一般的に「エンデュランスモデル」と言われる種類のモデルが該当することが多いです

エンデュランスモデルとは、色々な路面状況に対応しつつ、長距離を乗れるように設計されたものを言います。アルミフレームを採用していることが多く、エンデュランスモデル≒エントリーモデルという構図になりやすいです。

エンデュランス:できる限り長時間一定の負荷(例えば疾走速度)を維持できる能力

例外代表「TREK」

エンデュランスモデル=アルミフレーム=エントリーモデルと言う話をしましたが、例外もあります。

フレーム形状(使用用途)に応じて、商品名を付けている場合があります。同じ商品名、用途でもフレームに使用している材料が違うことがあります。その代表がTREKです。

例えば、Emonda SLR9、Domane SLR9はカーボン、Emonda ALR5、Domane AL4はアルミです。フレーム素材とコンポーネントの違いで、価格が大きく変わります。TREKの場合は、EmondaにもDomaneにも、アルミフレームがラインナップされていて、アルミであればどちらもエントリーモデルと言えます。自分が使うだろう用途に合わせて、エントリーモデルを選ぶことができます。

Emonda:軽量、ヒルクライム向き
Domane:エンデュランス、オールラウンド向き
Madone :エアロロード、サイクルロードレース向き
 ※Madoneは、カーボンフレームのみです.

自分に合ったものを選ぶ

2台目、3台目を購入するときになってくると、主にどんなコースを走っているかとか、どんな乗り方をしているかなど、自分のライド傾向が見えてくると思います。ライド傾向によって自分に合ったロードバイクを買うと、より楽しいサイクリングライフがおくれるようになります。

エントリーモデルの特徴(利点)

エントリーモデルの良いところ、残念なところについて書いていきます。

何と言ってもコストパフォーマンス最高

いきなり、ミドルグレードやハイエンドモデルを買おうとすれば、それなりのお金が掛かります。「ミドルグレード?ハイエンド?別に高くないじゃん。」と言えてしまうあなた、好きなモデルを買っちゃいましょう。

エントリーモデルならミドル、ハイエンドと比べれば安いのでアルバイトとかを頑張れば買えない価格ではないです。

エントリーモデルと言えどもピンキリです。中価格帯以上の物を買おうとすれば、エントリーモデルと言えども決して安いものではありません。

価格帯について書いてみます。厳密にとらえずに感覚的にとらえて下さい。

最近はグレードの垣根が取り払われる傾向があります。価格がエントリーモデルだからエントリーモデルとはならずにミドルグレードになるものもあります。

メーカーや商社、直売店のサイトをみて、そのメーカーがどういった位置づけにしているかを確認するとよいと思います。フレームの材質、コンポーネントの種類などで決まります。

エントリーモデル・・・10~35万円位
ミドルモデル ・・・・35~100万円位
ハイエンドモデル・・・100~200万円以上
かと思います。

異議のある方もいると思いますが私の雑感です。

エントリーモデルとミドルグレードで約1.5~2倍、ハイエンドモデルで約4~6倍の価格差があります。

エントリーモデルのコストパフォーマンスの良さは明らかだと思います。

薄利多売

多くの有名メーカーは、まずはエントリーモデルを買ってもらい、ロードバイク、サイクルスポーツを好きに成ってもらいたい。更には、メーカーを気に入ってもらいたいと考えています。それは、数年後に待っている、ミドルグレードもしくは、ハイエンドモデルに買い換えるとなったときに、自社を選んでほしいと考えているからです。

自動車などにもいえることですが、エントリーモデル(量産モデル)の利益率は、高級車に比べて低いと言われています。量産モデル、エントリーモデルだからと、安かろう悪かろうでは、次のロードバイクを購入する時の選択肢から外れてしまいます。なので、安くて良いものを提供しなければなりません。

メーカーとして、気に入って貰えるように性能と利益、将来を考え、利益率が低く設定されていると思われます。自動車などに比べると圧倒的に台数が少ないので、一面程度に捉えておくのがよいです。

エントリーモデルは、ロード人口増加への貢献度が高く、将来性を考えれば、薄利で提供する価値があると考えていると思われます。

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メンテナンスを覚えられる

使用しているパーツは初級グレードから中級グレードを使っていますので、上級グレードのパーツにアップグレードすることができます。

構造がシンプル(一般的)なので工具を揃えれば自分自身でできます。パーツの変更やメンテナンス、ロードバイクの構造について理解を深めることができます。メーカーの取扱説明書や販売店や個人のブログ、YouTubeなどを参考にすると大抵の情報は手に入ります。

安全に関するところはしっかりと理解してから自己責任で行いましょう。
いきなり全力ライドに投入することのない様にしましょう。
メンテ後の完成状態を確認する為の、試走、慣熟走行が重要です。

洗車を覚えられる

メンテナンスと同じ内容ですが、あえて別の項目にしました。なぜ分けたかと言うと、安全性の維持(メンテナンス)ではなく、見映えの良さ、綺麗さをどうやったら長く維持できるかの知識を得る機会にできます。

エントリーロードで色々と試して経験してから、よいロードバイクを買えば、綺麗に維持することができます。

多少雑に扱っても問題ない

エントリーモデルのロードバイクのフレームはアルミ合金がほとんどです。アルミはカーボンと比べて、重量がありますが衝撃に対する耐久性があります。多少乱雑に扱ったとしても、傷はついてもフレームを損傷することはそうそう有りません。カーボンフレームは気を遣う必要があると聞いています。

乗るのを辞めてもそれほど痛くない

つまらなくなって乗るのを辞めたとしても、費用的な損失は、比較して少なくて済みます。

扱いやすいスポーツカー

自動車やオートバイであれば、お金を掛ければ掛けるほど早くなったり乗り心地が良くなったり、静かになったり、それなりの物が得られます。しかし、ロードバイクはそんなに単純ではありません。

ロードバイクは、スポーツカーと同じです。ハイエンドになればなるほど、早く走れるようになりますが乗り心地は悪いでしょう。多分。ハイエンドモデルをしっかりと乗ったことが無いのでよくわかりませんが。。。

踏み込んだ時に応答良く反応するのがよいロードバイクだとすれば、理論上は剛性が高くなければなりません。剛性が高ければ乗り心地は悪くなります。スポーツカーと一緒です。

(最近は剛性を保ちつつ乗り心地も良くする機構などが内蔵しれいるものも出てきています。)

エントリーモデルは乗り心地、剛性、扱いやすさ、強度等がバランスよく作られています。自転車全体の中で考えると、エントリーモデルのロードバイクは、ライトウエイトスポーツカーと言ったところでしょうか。

エントリーモデルの特徴(欠点)

ヒルクライムはイマイチ

ヒルクライムについてはイマイチだと感じています。ヒルクライムは全く上達していません。エントリーモデルの重量が重いのがひとつの原因だと思います。それ以外の要因も考えられるので挙げておきます。

  • 体重が重い
  • ヒルクライムの練習量が圧倒的に少ない
  • 近くに坂がないので気軽に行って練習することができない

現状で、一番の原因は練習不足、二番目が体重、車体重量は三番目だと思います。

坂を上るととすぐにへばってしまいます。何かの記事で元プロロードレーサーが「坂を早く登れるようになるには」という質問に対して「坂を沢山登る」と回答していました。圧倒的にヒルクライムの練習量が少ないと感じています。

今の重量が8.1kgでハイエンドモデルの重量が7kg位なので約1.1kgの差があります。現在の体重がベスト体重+3kg位なので、まずは体重を落とした方が効果がありそうです。

当然、ベスト体重でハイエンドモデルを乗るのが良いというのは言うまでもありません。ハイエンドモデルのロードバイクを手に入れることだけが手段・選択肢ではありませんが、ハイエンドモデルを乗ることはよい方向に影響すると思います。

いじらないといけない

ハイエンドモデルのロードバイクは標準装備でほぼ完成された状態です。それに比べてエントリーモデルは価格とのバランスを取っていますのでランクの低いパーツを採用していることが多いです。

私が買ったSPEEDSTERのコンポーネントは105ミックスです。

ミドルグレードやハイエンドモデルはULTEGRAかDURA-ACEが採用されています。互換性はありますが105とULTEGRAとでは変速反応やブレーキ性能などに差があると言われています。重量も軽くなります。

グレードアップさせようとすると、いじらないといけません。利点でメンテナンスを覚えられると書きましたが、できる限り店舗に任せたいという人には、逆に欠点になってしまいます。

ミドルグレードやハイエンドモデルの方が格好いい

性能や機能を詰めていった時、その造形は美しいものになります。機能美、造形美と言ったところでしょうか。レースに勝つ事を一番の目的に設計されているハイエンドモデルは、性能もさることながら見た目も美しいものに仕上がっているように感じます。

それに比べるとエントリーモデルは量産性やコストも考慮されたデザインになりますので、どうしても見劣りしてしまいます。

ハイグレード至上主義者がいる

「ハイグレード=よいもの」という考えが存在します。

これだけだとよいのですが、「エントリーモデル=ダメなもの」という思想が加わり、ふたつの考えを持っている人は、なんでエントリーモデルなんか乗っているの?となります。自分がよいものを乗っているからといって、マウントを取って来る人がいます。

その人の心の中で思っているだけならよいのですが、直接またはSNSで口撃してくる人がいます。

話によると、これは日本独特の思想の様です。

いかがでしたでしょうか?エントリーモデルってどんなものか、なんとなく理解して頂けたでしょうか?購入の参考になっていれば幸いです。もっと知りたいことがあれば、問い合わせやコメント、tiwtterにコメント頂けたら、追加で調べたり、分かる範囲で回答します。

 

私が乗っているエントリーモデルについては、この後に書いています。

私が乗っているロードバイク

SCOTTのエントリーモデル SPEEDSTER に乗っています。アルミロードです。

メーカーサイトの紹介コメントです。

軽量なロードバイクが欲しいなら、SCOTTにはカーボンロードバイクの選択肢がいくつも有ります。
アルミフレームを軽量化する場合、チューブの肉厚を薄くすることになりますが、それでは強度を落とすことになり、ハードな使用には向きません。
SPEEDSTERはしっかりとした造りのアルミフレームを採用したロードバイクです。
エアロダイナミクスも考慮した、FOIL譲りのチュービングとADDICT同様のロングライドでも快適、アップライトなエンデュランスジオメトリー。
安定したブレーキングパワーのDiscブレーキモデルと、重量と価格の抑えられるリムブレーキモデルをラインナップしています。

https://www.scott-japan.com/publics/index/41/ ”スコットジャパン”

エントリーモデルとは書かずに、「アップライトなエンデュランスジオメトリー」という表現をしています。

スペックについては以前書いていますのでこちらの記事を読んで頂けば幸いです。リンクの次に簡単な現状を書いておきます。

どの位乗れているの?

下の上か中の下

とりあえず言葉で表現してみます。下の上、または中の下といった感じでしょうか。

上、中、下を細かく定義して当てはめているのではなく、イベントやレースの順位や一緒に走っている人と比べてみての感じです。

去年までは冬は寒いのであまり乗っていませんでした。ローラーも買ったのですが使っていませんでした。今年は目標を立てたので、目標に向かって冬からしっかりとローラーを回してきました。

今年は、大分距離を増やせたと思っていますが、それでも走っている人と比べたら全然少ないです。私が立てた目標をひと月で走ってしまう人も少なくないと思います。レースは去年の話ですので走行量を増やした今年はもう少し上を狙えると思っていました。残念ながらレースへの参加は全てキャンセルしました。

数字で表現

平坦での巡航速度は30km/h

巡航速度と平均速度があります。言葉の通りですが、巡航速度は、速度が安定して走っているときの速度を差します。平均速度は、走っている間の速度を平均化した速度です。加減速が緩やかであれば平均速度は遅くなり、加減速が急であれば平均速度は早くなります。

平坦・微風であれば巡航速度30km/hチョットをキーブできると思います。距離は80km位で、走りやすいことろを走った場合を想定しています。去年までの巡航速度は27~29km/h位だっと思います。

最高速度は40km/hの後半位は出せます。50km/hは出ないです。

100kmは問題なく走れる

速度をあまり考えずに、自分の体調に合わせれば、100kmは全然走れます。200kmは走ったことがありませんが、しっかりと準備をすれば、問題なく走れると思います。私の最長距離は190kmです。200kmは目標のひとつでもあります。

ヒルクライムはショボイです。ロードバイクが重いことは一因と思いますが、それよりも、練習不足と体重が重い事の方が問題だと思います。

まずは、距離をある程度余裕をもって走れるようになりたいです。距離が出せるようになったら、ヒルクライムを頑張りたいです。(年齢による衰えの方が早いかも知れません。。。そうならないことを祈りつつ。。。)

あなたならもっとよい結果が出せる

この内容を読んで「ショボッ!」っと思う人もいるかと思います。心肺機能に障害があるオッサンの私で上記のスペックですので、体力に自信がある方、若い方などは、もっとよい数字を叩き出せると思います。

私の場合は、そもそも無理はできませんしレースやイベントは参加することに意味があると思っていますのでこれで充分です。少しずつ成長できれば御の字です。

スペック=私の身体能力×私のロードバイク

なんじゃこのタイトルは?と思われたかもしれません。これについては後述します。

最近は、目標を持ってライドしています。冬の間にはローラーを活用して距離を稼ぎ、春夏は平坦、坂など考えながら走っています。意識してライドすることで、ある程度の距離はそれなりに楽に乗れるようになりました。

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