コンポーネントのメーカー
コンポーネントって何?
変速機(変速レバー、ディレイラー)、駆動部(フロントクランクとギア、リアスプロケット)、ブレーキをコンポーネントと言います。
三大メーカー
大きく分けて3社で市場を独占しています。具体的に言うと、シマノ(日本)、SRAM(アメリカ)、CAMPAGNOLO(イタリア)です。この3社で世界シェアの殆どを占めています。
その中でも、シマノの世界シェアは、7~8割ほどと言われています。
基本的には、この3社から選べはよいと思いますし、エントリーモデルの大半はシマノです。自身の感性と操作性が合うものを選べはいいですが、特にないのであれば、トータルバランスのよいシマノを選ぶとよいです。
シマノのコンポーネントの種類
シマノのコンポーネントは、CLARIS<SORA<Tiagra<105<ULTEGRA<DURA-ACEの順番になります。
違いを簡単に書くと、CLARISから105までが量産仕様、ULTEGRA、DURA-ACEがプロ仕様のモデルになります。DURA-ACEが最上位モデルになります。
種類は大まかに、「リムブレーキ」か「油圧デスクブレーキ」の違い、「機械式」か「電動式」の違いになります。それぞれのモデルで「変速段数」「価格」「重量」「スムーズ感」の4つが変わってきます。
ブレーキの種類
リムブレーキかディスクブレーキかに分かれます。ディスクブレーキのタイプが主流になりつつあります。リムブレーキ用、ディスクブレーキ用、それぞれ異なるフレームが用意されています。
リムブレーキ、ディスクブレーキの違いについての記事を書いていますので、こちらを読んで下さい。
機械式・電動式
ワイヤーを引っ張ったり、緩めたりして変速する機械式と、スイッチを押すことでモータを動かして変速する電動式の2種類があります。
シマノの電動式はDi2と言われ、ULTEGRAとDURA-ACEにのみラインナップされています。
機械式は、 CLARISからDURA-ACEまでラインナップされています。ULTEGRA、DURA-ACEがレース仕様、105は、ULTEGRA、DURA-ACEの完全互換量産モデルと言ったところです。
CLARIS、SORA、Tiagraは、段数などを減らして、構造的に簡素化した、量産モデルになります。
変速段数
電動式
Di2は、 ULTEGRAとDURA-ACE、105が完全互換で、リア12段変速です。(2021年のフルモデルチェンジで11段変速から12段変速に変わりました。なので古いDi2は11段変速です。)
機械式
105、ULTEGRA、DURA-ACEが完全互換で、リア11段変速です。「105」と「ULTEGRA・DURA-ACE」とでは、全くの別物と言われています。
CLARISはリア8段変速、SORAはリア9段変速、Tiagraはリア10段変速です。段数が少ないと「丁度いい負荷」で走れなくなる可能性が出てきます。
トレーニングで解決できるかも
分り難いですが表現すると、「丁度いい負荷」=「回転数の変動が少ない」=「疲労感が少ない」=「長距離走れる」、「回転数が安定している」=「回転数を上げやすい」=「急加速できる」となります。実際は、こんな単純ではないですが、長く乗っているとで分かってきます。
でも、これらのことは、慣れやトレーニングで解決できるかもしれません。
段変速とは言わずに速と言う
実際は「段変速」とは言わずに「速」と言うことが多いです。12段変速なら12速(ジュウニソク)と言い、12Sと示すことがあります。
価格・重量・スムーズ感
DURA-ACEが、重量、スムーズ感がよく、価格が高いです。DURA-ACEの反対側に位置するのがCLARISになります。エントリーモデルの完成車は、コンポーネントの種類によって、価格が大きく変わります。
コメント