千葉には手掘りトンネル、もしくは手掘りではないが古いトンネルが沢山あります。最近、良く走りに行ってる高滝湖・養老渓谷エリアにも興味深いトンネルが沢山あります。養老渓谷周辺のトンネルを探して走ってきました。
今回周ったトンネル
今回は下のマップにあるトンネルに行ってきました。その場所の代表的なトンネルをGoogle Mapを埋めていますので、詳しくは各トンネルの項目を確認して下さい。
行ったのが夏で、蜂か虻のそっち系昆虫が沢山いて怖かったので、止まらずに通り過ぎたトンネルもあります。
養老川と隧道と鉄道
江戸時代には大多喜藩が置かれ、徳川四天王と呼ばれた本田忠勝が藩主として統治していました。このことを考慮すると、江戸初期の要衝のひとつだったと考えられます。
柿木台第一隧道が推定明治32年(西暦1899年)、小湊鉄道が大正6年(西暦1917年)に設立されているので、人の往来が多くあった地域だったのだと想像します。
マップを見ると殆どが、養老川左岸にあります。かつては左岸が、生活の中心だったのかもしれません。
柿木台第一・第二トンネル、永昌寺トンネル
住所
千葉県市原市柿木台573
看板
柿木台第一トンネルの特徴
説明看板より
全線素掘りのトンネルとして築造され、形状は将棋の駒ような形をしています。これは、日本古来の掘方で「観音掘り」と呼ばれています。
推定明治32年(1899年)
Google Map
台山1号トンネル・月崎トンネル
住所
林道(月崎1号線)上にあります。
千葉県市原市柿木台
Google Map
双子トンネルとも言われています。GoogleMap上で、トンネルの先は行き止まりです。
芋原第一・第二・第三隧道、杉畑第一隧道
動画から持ってきた画像ですが、崩落を修正した形跡があります。小湊鉄道 上総大久保駅から容量渓谷駅に向かって走ったときに、順番に芋原第一・第二・第三隧道をくぐれます。第一トンネルだけプレートあって読めますが、他のトンネルは分かりません。
第三隧道の先にある道標の大福山方面に行こうとしたときにくぐるトンネルが、杉畑第一隧道だと思われます。
住所
千葉県市原市大久保
Google Map
共栄・向山トンネル (素掘り二層式トンネル)
住所
千葉県夷隅郡大多喜町葛藤932
看板
共栄・向山トンネル (要約)
説明看板より
新旧2つのトンネルが不思議な2階建てを構成する全長110mの素掘りのトンネルです。元々は東側から入って進むと見える上のトンネル出口だけでしたが、道路への接続利便性を考えて、昭和40年に下のトンネルを深く掘り下げて今までのトンネルと繋ぐことで、今の形になりました。完成後も今までの出口を埋め戻さなかったことで、2つの出口ができました。
また、東側92mを「向山トンネル」西側23mを「共栄トンネル」という名前になっていて、ひとつのトンネルにふたつの名前が付いている、大変珍しいトンネルです。
Google Map
その他
動画
いにしえを想像
これらのトンネルが作られた時代に思いを馳せながら、トンネルを通ってみるのも面白いと思います。
グラベルロードがベスト
ロードバイクでも全く問題ありませんが、殆どのトンネルが利用頻度の低い道路なので、路面状況は悪いです。気になる方は、グラベルロードが良さそうです。
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