製薬会社の様々な不正の発覚、コロナやインフルエンザによる薬不足、インフレなどによるコストアップにより薬の供給に余裕がない状態が続いています。
他人事ではない
数年前から薬局で「今回からこの薬に変わりました。」と言われて、「そうですか。」と特に気にすることなく受け入れていましたが、今回の定期受診で貰った薬が変わり過ぎていたので少し心配になりました。
今までカプセル剤だったものが、錠剤に変わりました。
錠剤とカプセル剤
それぞれの特徴について、インターネットで調べてみました。
錠剤の利点
コスト
原料価格が低い、製造工程が比較的簡単などの理由で、カプセル剤に比べて安価に作れることが多い。
製造方法の選択肢
多くの製造方法、製造方式があり選択の幅が広いので、効果や時間など狙った性能を達成しやすい。
安定性と利便性
カプセル錠に比べて、一般的に長期保管ができます。長期保管できることで、安定的に供給できる。また、切れ込みを入れて製造することで、半錠といった指示も可能。錠剤の種類を減らすことができる。
カプセル剤の利点
製剤化のしやすさ
粉末、液体、半固形物など幅広い成分をカプセルに充填することができるので、スピーディーに開発ができる。
効用をコントロール
カプセルで保護しながら体の特定の部位まで運び、狙ったところに成分を放出させることで、薬の効果を最適化させることができる。
先発薬と後発薬
先発薬
新薬、オリジナル薬などともいわれる。
文字通り開発系製薬会社がイチから作り出し承認をうけたもの。特許が存在し一定期間独占して製造・供給する権利がある。
後発薬
先発薬の特許期間が切れたものを、他の製薬会社が同一の成分で製造した薬を言う。研究開発の期間やコストを大幅に削減できるメリットがある。関係省庁の承認を受けている。コストが薬代に反映されるので、支払いが少なくすることができる。
製造方法や使用成分など100%同じではないので、先発薬と比べて効用に差が有ったり、副作用が強くでたりすることがある。
処方
現在ジェネリック薬については、医師が処方箋に「変更不可」としない限り、患者が使用する意思があれば薬剤師(薬局)の判断で適当な物を選んでいいことになっている。
本当に大丈夫か
同等の成分で製薬会社が変わるといった事情は百歩譲っていいとして、カプセル錠から錠剤に変わったのとても心配です。処方されていた薬で安定していたので、同じ成分とは言え薬が変わることは少しストレスになります。更に言えば、カプセル錠から錠剤に変わるのは、単純にそうですかと受け入れがたいです。
薬不足の今の状況を少しでも緩和する目的で、カプセル剤から錠剤に作り替えている様に感じてなりません。慣れるしかないのは分かっていますが、、、書くことで頭の整理にもなるので、一応書いておきます。
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