ホイールのトラブル解消の為に、フリーボディのメンテをすることになりました。フリーボディの構造上、手締めではどのくらい締めているか全くわからないので、念のために、トルクレンチを購入することにしました。
これで、締付けトルク管理が難しいカーボンパーツも敬遠するすることなく、選択できるようになりました。
まずは、今回のトルクレンチを購入するに至るまでの、私なりに考えた選定基準について書いて、その後に私が購入したトルクレンチを紹介します。
どのランクのツールにするか
購入にあたり、次の表題に挙げるメーカーというかグレードというか、そういう類のなかからどれを選ぶか考えます。
プロツール
ここから買えば間違いなし!
大手工具メーカー。以下に挙げた中から購入すれば、ほぼ間違いがありません。(ノークレームかというとそういう訳ではありませんが、、、)
使用頻度や使用目的が個人メンテナンスと考えると、少しお高いです。参考までにKTCのデジタルトルクレンチを、挙げておきます。
ホビーツール
サイクルメンテナンスを理解した製品群
言葉の通り、個人メンテなど趣味程度の使用に適している工具。使用に関しては問題ないと思います。今回は、サイクル用品専用メーカーもここに含めてしまいます。
但し、商品と使用場所によって使い勝手が悪い場合が出ることがありそうです。
TOPEAK・LEZYNE
シンプルな構成。自転車メンテをしっかりと理解していて、何が必要かというところをしっかりと抑えている商品が多いと思います。結構お買い得ですが、合わせられる汎用工具の種類が限定されるデメリットがあります。
価格、精度などを考慮するとトピークもありかと思われます。干渉などには注意が必要です。
少し高いですが、レザインのTORQUE DRIVEも面白いです。
BBB・BIKE HAND・PWT
オランダ製のサイクルパーツメーカー、台湾製ホビーツールメーカー。実物を見てみないので何とも言えませんが、メーカーの信頼性から一応挙げました。
セカンドツール・ツールショップ
製品精度・信頼性・価格のバランスがいい
プロ工具メーカー、大手工業系ECサイト、ツールショップ、ホームセンターが独自に製造、選定・仕入れを行っている商品。
ツールショップ
プロツールメーカーは、精度など問題なく使用できます。セカンドツールで挙げた中では、価格が高いです。それ以外の製品に関しては、ショップを信頼しての購入になりますが、価格を抑えることができます。このランクの商品を購入すれば、保証期間での対応はイイと想像します。
ホームセンターは、地域性があったり、主にメーカー品を取り扱っていたりするので割愛します。
格安ツール
覚悟を持って買うべし
Amazonや楽天市場などで検索すると、2~3千円の価格帯でヒットする工具。
聞いたことの無いメーカーかつ最安値帯の商品で、評価のなかに「壊れた」とうワードが載っている。問題のない商品もあるかと思いますが、他の商品に比べてハズレを引く確率が高いです。
必要な設定トルク
ロードバイクのメンテナンスに必要なトルクは、
0~30 N・m
のものがよいです。
0からとしたのは、カーボン締め付けトルクが低いので、できるだけ小さい値のトルク管理ができたほうがいいことを示しています。サイクル系の用品だと2N・mからのものが多いです。
一般的なトルクレンチ
4~20N・m、5~25N・mが多いです。
ParkTool・TOPEAK・LEZYNE etc.
これらのサイクル用品専用メーカーからでている商品は、0~12N・m、2~10N・m、2~20N・mなど、一般品よりも低い締付けトルク値を管理することができます。
デジタル式かメカニカル式か
一長一短あるので、正直どちらでもいいと思います。
一長一短あり
デジタル式
ボタンを押すだけで、締付トルクの値を簡単に設定できます。その反面、高価、電池管理をしなくてはいけないなどのデメリットもあります。
メカニカル式
デジタル式に比べて安価、保管管理がしやすいなどのメリットがあります。その反面、締付トルクの設定、保管に少しだけ知識が必要、落とすなどの衝撃をうけたときに、精度に影響がある可能性が高いなどのデメリットがあります。
経年的な校正変化
これに関しては、デジタル式の方が多少は有利と思いますが、自動校正ではないので、私の中ではどっちもどっちだと思っています。
買った物
以上のような考えをめぐらしながら、どれを買うか色々考えました。
ストレートというツールショップが取り扱っているメカニカル式トルクレンチを購入しました。
外観等
ケースに入っています。ツール付属品は有りません。1/4″(6.3mm)のヘックスビットソケットセットも一緒に購入しました。
インプレできるほど使っていない
2回使っただけなので、使用感などは、もう少し使ってから書いていきます。
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