かなり前に販売されていて、今更感ありますが、インプレッションします。
CONNEX LINK
CONNEX LINK/Wippermann
(コネックスリンク/ワイパーマン)
セールスポイントは「工具不要のクイックリンク」です。ドイツ製です。
工具不要のコネクタ
箱に書いてあるコメント
有名な再利用可能コネクタ
全ての11速チェーンに対応
日本国内の代理店は、あさひの様です。私があさひの公式オンラインストアを確認した時は、10速までしか取り扱っていませんでした。
Wippermanのサイトでは、12速までラインナップされています。
今まで使用していたもの
今までは、KMCのミッシングリンク、シマノのチェーンに付属しているリンクを使っていましたが、特に問題が発生したことはありません。
どちらも工具でカチッとはめるので、安心感があります。シマノのチェーンに付属しているクイックリンクは再利用不可、KMCのクイックリンクは数回再利用できるものがあります。
なんじゃこれは!?
開梱してみての第一印象です。
普通なら工具を使って「カチッ」となるところ、コネックスリンクは、使用する固定位置まで手で動かせます。工具が要らないという設計。確かに工具は不要です。
本当に大丈夫なの?
特に、回転を止めた時に、ディレイラーが引っ張られて、チェーンが緩む(巻く)ことがあります。その時に、外れないか心配です。とは言え、事情があって使わない訳にはいかないので、使ってインプレします。
インプレッション
私自身全くの未知の商品なので、一番気になる、走行距離と脱着回数を始めに書いておきます。気が付いたときに、更新していきます。更新を忘れたとしても数値が小さくなるだけなので、下記の値以上の使用に耐えているとお考え下さい。
総走行距離 :約3,000km
脱着回数 : 12回
〇 確かに工具不要
工具を使用することなく、取外しができます。
取説通りではありませんが、2分半程度の簡単な動画を撮ったので撮ったので、動きが気になる方はどうぞ。慣れるとコツがわかるので、簡単に脱着できるようになります。
〇 大丈夫そう
確かに手ではめられます。スタンドに乗せた状態で、わざとチェーン緩みを発生させてのテストでは、問題ありませんでした。
ライド中も何度かチェーンの緩むことがありましたが、今のところ問題ありませんでした。
約3,000kmの走行で、外れることは有りませんでした。
〇 頻繁にチェーンを脱着したい
チェーン洗浄やバイク本体の洗車など、チェーンを外して作業を行いたいと考えてい人には、最適のアイテムです。工具を必要としないこと、繰り返し使えることなど、利点が多いです。
△ 実走でも大丈夫
平坦基調のコースを、一回で120km走りましたが、変速、外れ共に問題は有りませんでした。目立ったチェーンの緩みは発生しませんでした。それ以降も、今のところ問題ありません。
まだ、完全に信用しきれていないので、三角にしました。1個当たりの単価が安くなるのと、外れるかもしれないという心配があったので、2個セットで購入しました。
× 高い
他のクイックリンクと比べると、断然高いです。数回再利用可能タイプで2~3個分、再利用不可で安いものによっては3~4個分は、買えるくらいの値が張ります。
△ 相性があるらしい
ネットで他の人のインプレを調べてみました。
私が心配している、「いきなり外れた。」という、コメントは見当たりませんでした。「変速が上手く決まらない。」というコメントがありました。個体差もしくは、相性があるみたいです。ゴールドはシマノには使わない方がいい。というコメントもありました。
他の人の情報と現状の使用感で間を取って、評価は三角です。
△ 寿命は2,500~3,000km位?
負荷の具合によると思いますが、使用範囲は約3,000kmになりそうです。
約3,000km走行済みのチェーンに、コネックスリンクを使い始めて、チェーンの使用距離が約6,000kmになるまで一緒に使用しました。
チェーンチェッカを使った時の写真を撮りました。
上段:コネックスリンクを挟んでチェック
下段:コネクターも何も使用されていない箇所でチェック
写真が暗かったり、ぼやけてしまっていますが、使用した距離の割に出ている量に差が無い様に感じました。
2個セットで
Amazonでは、2個セットで売っていますが、チェーンを5,000kmで交換するとして、2,500km毎に交換すればより安全に使えそうです。使っていない方の1個は、トラブル対応用にツールボックスに入れておくと良さそうです。
取扱説明書
箱に入っている説明書の内容を、書いておきます。
チェーンの取付け
チェーンをしっかり固定するには、コネックスチェーンに付属のコネックスリンクを使用して下さい。
1.チェーンリング側のチェーンの終端に、コネックスリンクのひとつを付ける。
2.ディレーラー側のチェーンの終端に、もうひとつのコネックスリンクを付ける。
3.チェーンの端を重ね、各リンクピンを反対側のリンク受け穴に挿入する。
4.チェーンを手から離す。ピンの溝により、プレートは最終位置までスライドする。
注意)
・作業内容が正しく行われたか、テストしてからライドして下さい。
言及していませんが、絵のように、チェーン下部で接続するようにする。クイックリンクの差し込む向きは、チェーンリング側を前からがよいと考えます。(恐らくメモは、このことを言っていると思われます。)
4で手から離すと、最終位置になるようです。3の状態で力を入れずに、手ではめられるので、はめていました。
翻訳者求ム
2の後に書いてあるメモです。”the side with the more constant radius”が理解できず翻訳できていません。理解できる方、アドバイス頂けたら嬉しいです。
”Install the Connex link so that the side with the more constant radius will be the side that contacts the cogs and chainrings as the chain in motion (see drawing).”
チェーンの取外し
1.チェーンを取り外す時は、コネックスリンクを90°にする。(2の絵を参照)
2.コネックスリンクで繋がったチェーンの両端を押す。
この時、慎重に両端を横に引き離しコネクタを外す。(2の絵を参照)
注意)
・ピンの位置を受け位置から外す穴位置にしないと、チェーンは外れません。
・力を入れないこと。
・簡単に外れない場合は、ピンが受け穴から出るようなになっていません。
・工具は必要ありません。
引っかけツールがあるとよい
通常のクイックリンクよりも、引き寄せないといけないので、保持工具があってもいいかもしれません。
コメント