富士チャレンジ200 FIJI SPEEDWAY 100kmソロに参加します。
貧脚サイクリストが、時間制限ギリギリで完走するショボイ話です。
参加するかどうか悩んでいる人が、読んでみて「俺、私でも参加できるかも」と思ってもらえればうれしいです。関東圏の方なら、まずは、筑波100kmに参加してみることをオススメします。
コース情報
場所:富士スピードウェイ 日時:2021年4月25日(曇り時々晴れ) 距離:100km (4.5km/周) コースを22周する 勾配:最大下り10.05%/最大上り8.88% 獲得標高:約800m⇒実測値:約1,200m
100km(コース22周)を4時間以内で完走が条件です。
因みに、完走済みの筑波サーキット100kmの獲得標高は200mなので約4倍上ることになります。
実際は、約6倍の獲得標高でした。情報収集をミスしたようです。
目標設定
獲得標高は筑波サーキットの4倍 6倍です。マップを見ると、上りと下りがはっきりしているので下り勾配を上手く利用して完走を目指したいと思います。
目標は、
「平均時速25kmで制限時間の4時間ギリギリで完走する。」
「ピットストップを2回行い補給と小休憩をとる。」
です。
筑波サーキット100kmソロは、確か3回ピットストップして完走しています。
獲得標高を考えると、ノンストップでの完走は難しいと思います。
無理せずに「時間内完走」を目指します。
と、控えめな目標を立てておいて、心の中では、「遅くても3時間半くらいで完走できる」と考えていました。
完走する為の練習
1ヶ月前に申し込んだので、1ヶ月で体を作らないといけません。上位を目指すわけではないので確実に完走できる体作りです。
自分なりに考えたスケジュールは。。。
目標:平日はローラー、休日は100km
平日はローラーを体調に合わせて20kmを色々なメニューで走る。できれば3日ローラーを回す。
休日は外に出られれば100kmオーバー走るようにする。こちらも体調を見ながら距離を決める。
目標量を走れない
色々あって、2週間全く乗ることができませんでした。
いつもなら、乗れない期間が続いた後は、乗らなかった期間に合わせて20km、40km、、、と距離を少しずつ増やしていきます。体に無理させないために、この方法を取ってきました。
レースが迫っていること、乗らなかったことに対するあせりもあって、いつもと違うことをやって、やらかしました。
復帰して早々に、低強度で60~70kmを走りました。途中までは問題なかったのですが、60km過ぎたあたりから、左ひざ付近に激痛が走り始めました。ごまかしながら、家路に着きました。
今の状態だと完走は難しそうです。でも、少しずつ積み重ねるしかありません。
積み直し、なんとかギリギリ
3日間位、ロードには乗らずにストレッチ等で回復をさせて、再び乗り始めます。
距離を減らして、痛みのない範囲で徐々に距離を増やしていきました。いつもどおりの乗り方です。何とか激痛にならずに走れるようになしました。
レースの前に、試しに100kmを走ってみました。110km走って、痛みはでませんでした。平均速度25km/hを、達成できませんでした。この時の獲得標高は240mです。強風の中での100kmだったので、風が弱い、ちょうどいいペースの集団に加わることができれば、完走のチャンスがあると感じました。
なんとか、最低限のレベルに仕上げることができました。
後は、コース、風、集団走行がうまく行くことを祈ります。
気温低いな
午前の部に出場します。天気予報を確認。
気温が9~13℃か。。。結構寒いな。着るものどうしようかなぁ。。。
冬物も用意しておくか。。。
風は2m。少し安心。
3度目の緊急事態宣言!?
レース2日前に「緊急事態宣言」が出ました。しかも、25日(日)から、、、
東京、大阪、京都、兵庫の4都府県だから、静岡は、非該当だけど、、、
開催しますよね、、、運営さん。
だって、ギリギリで調整して、間に合わせたし、去年申し込んだレースも中止だったし、今中止になると、返金率0%だし。。。
中止だけは、勘弁してほしい。。。
と思っていたが、今回の宣言は今までよりも規制規模が大きいです。
開催されても、参加自体どうするか慎重に考えなければ、と考えさせられるレベル。
でも、色々な今の状況を打開したいから、開催されたら参加する。マスク、手洗い、アルコール除菌をしっかり行って参加します。
富士チャレ 100kmソロ 午前の部
24日には、開催に関する連絡はなかったので、兎に角行くことにしました。
朝早く起きて、出かけます。向かっている間に開催が決定しました。着いてから知りました。
富士スピードウェイは、広くて綺麗です。流石、国際サーキットです。
試走
6:00から試走です。日が出ていて富士山が綺麗に見えます。
朝早いこともあって、まだ、肌寒いです。冬用のジャージ、インナ手袋をして試走します。
テレビやゲームでは全く感じることができない、高低差に少し興奮します。
ピットインして、第1コーナーを抜けると、下り坂です。ペダルを回さないでも50km/h出ます。
この速度で集団走行するの?恐っ!
少しずつ登って、最後に5~8%の坂が待っています。3周試走しました。
ウォーミングアップでしたが、平均23km/hでした。
試走してみてわかったのは、ホームストレートを頂点にした山を、下ったり、上ったりを22回繰り返すということでした。
「イメージしていたのと全然違う。」「過酷。」「完走するの厳しいかも。」と感じながら、レーススタートです。
レース
スタートラインに並んでいる時は、いつリタイヤするかを考えていました。
いざスタートすると、周りのペースにつられて、40km位まで平均29km/hでした。
ここから徐々に疲労が溜って、平均速度が落ちてきます。
因みに、3周終わるところで、先頭集団に周回遅れにされます。平坦だろうと坂だろうと一瞬で見えなくなります。レースをしている先頭集団と苦しいサイクリングをしている下位集団という次元の違う人種が、ひとつのコースに混在しています。
50km位でインナーに入れて登り始めます。アウタが踏めません。踏んだら攣ります。
13周したところで、ボトルへの給水とトイレの為にピットインします。5分位のロスでしょうか。
60km位で足がパンパンになってきました。
8%の坂があるので、攣ったら終わりです。
攣らないように、やさしくペダリングをします。レースなのに。
このあたりで、一緒に参加していたcycling40さんに会います。この時、4周差がついていました。
cycling40さんが残り2周、私が6周です。本当にギリギリになってきました。
結果、時間制限10分前にゴールすることができました。
下位から簡単に数えられます。
感想
走れない期間があったにも関わらず、完走できたのはよかったです。
ギリギリの完走とは言え、確実に成長を感じられました。天候に恵まれていたのも大きいです。午後は雨が降ったみたいなので、山の天気は難しですね。
筑波100kmソロが、可愛いと感じる位のキツさでした。
1周あたりで考えると55、6mUPでしかありません。上位のひとにしたら、丘なのでしょう。多分。。。
道幅自体は広いので、ルールを守り、気を付けながら走れば、巻き込まれによる落車はないと思います。速度は勝手に出るので、しっかりとメンテナンスしておかないと危険です。
また、挑戦したいと思います。筑波と富士を走ってサーキット場に個性があることが分かったので、鈴鹿やもてぎなどの他のサーキット場も走ってみたいとも思いました。
出走 480人 DNF 約40人
データ
記録として残しておきます。次回はこの内容よりいい走りが出来るように、普段も意識して走っていきたいです。
100km、獲得標高1,200m 平均26km/h、平均138W ピット回数 :1回 補給食出走前:アミノバイタル レース中:ジェル 4個 完走後:アミノバイタル
レース中は、3種類のジェルを補給しましたが、メイタンサイクルチャージ カフェインプラス200(梅丹本舗)が一番合っていたような気がします。梅の酸味とカフェインと粘度と甘さ、何が良かったのかわかりませんが、若干回復した感じがありました。
アミノバイタルは、味の素が協賛していて、試供品として貰いました。ビフォア用、レース中用、アフター用と全て用意されていました。これも効果あったように思います。
まだまだ、平均ワット数が低いのでこれを上げれば、エントリモデルでも、3時間半はいけるのではと思っています。
第10回 全日本最速店長選手権
ゴールが遅かったので、途中からの観戦になってしまいました。
本物のレースでした。先頭集団は、トップレースでもやれるんじゃないかと思うくらいの迫力でした。
優勝はRXの高岡さんが圧巻のレース展開で勝ちました。2位は、チャリダーでおなじみの五郎さん。
観ていて楽しい。世情が落ち着けば、プロのレース観戦もしてみたいと感じました。
家路へ
店長選手権の観戦が終わって、バキバキの体で帰路に、無事帰宅。。。
ああ、体が痛い。リカバリしつつ、乗る距離を増やそう。。。
平均パワーが150W位になるように練習していきたいです。
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