ICDを入れて退院したことで、ある程度、通常の生活をすることが出来ています。しかし、残念ながら100%元の状態に戻ったわけではありません。ICDを入れたことで感じている、メリット、デメリットについてまとめてみたいと思います。
ICDを埋めているところ
メリット、デメリットを書く前に、簡単に埋込みの状況について簡単に書いておきたいと思います。
左鎖骨の下の皮下に埋めています。裸になると明らかに異物感のある膨らみがあります。
私は、AEDを使ったことで命を救われました。
これからの話は、処方された薬を飲んでいることが前提になります。
メリット
ある日突然、知らない場所で、体調が悪くなってしまっても、ICDが作動してくれると思うことで安心することが出来ます。
ICDがなければ、直ぐに病院に行ける場所、AEDがありそうな場所が、活動範囲の条件になっていたと思います。
ICDが入っていることで、安心して遠出することが出来ています。自転車で奥多摩(病院がない所、救急を呼んでも時間が掛かるところ。)をサイクリングしたり、海外に行ったりすることが出来ています。
普段は、正直、そんなにメリットを感じられることはありません。
デメリット
いざという時の為なので、普段はメリットよりもデメリットを感じる方が多いです。
左腕の可動域が悪くなります。グルグル回す、重いものを持つなどの禁止事項があります。最初は左手で右肩後ろに触ることすら難しいです。今は触れられるようになっています。右腕で左腕を抱えるストレッチはIDCが邪魔して今も出来ません。
寝る姿勢が気になります。左を下にして横になって寝ることが難しいです。かなり気になります。今は慣れたのでそれほど感じません。
車のシートベルト(左座席)や肩掛けカバンを左掛けするのが気になります。
左肩、首が直ぐに凝ります。マッサージしても効果がありません。姿勢が悪い、変に硬直しているのだと思います。
何もなければいいのです。実際にシートベルトの役目を果たすとき、もろにICDを埋めているところが当たります。カバンについても、何かにカバンが引っかかった時に当たるのが気になります。左掛けに慣れているので右掛けが面倒です。
リュックは持っていないのでコメント出来ません。が、肩掛けカバンと同じかと思っています。
人混みが気になります。もともと人混みはあまり好きではないのですが、密集していると周囲の人の動きに対応出来ないので苦手です。
モータを初めとした、強磁性体や全自動麻雀卓に近づいてはいけない等の禁止事項や盗難防止ゲートを通るときは注意が必要等です。
手術したときに、パンフレットを貰います。その中に、禁止事項、注意事項等が書かれています。
最後に
違和感は数年掛けて大分緩和されました。再発に関するストレスが軽減されています。安心して広い範囲で活動出来ます。
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